浪江町の伝統工芸品【大堀相馬焼】
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①「青ひび」素材と釉薬との収縮率のちがいから、窯だしの際に陶器が外気に触れた瞬間「ぴーん」という貫入音(かんにゅうおん)が鳴り響き、ひび割れが器全体に広がって地模様になります。
②「二重焼き」器の構造が二重になっているため入れたお湯が冷めにくく、熱いお湯を入れて持っても熱さが手に伝わりません。
③「走り駒」旧相馬藩の「御神馬」が描かれており、別名「左馬」それは「右に出るものがない」という意味から縁起が良いとされてきました。
2011年3月の東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故により、多くの窯元があった大堀地区は現在も帰還困難区域に設定されており、町内での事業再開が難しい状況となっています。2012年に60キロ離れた二本松市内に仮設の工房兼事務所を開設し、窯を失った窯元たちのための共同窯を設置して活動を再開しましたが、2019年3月をもって二本松工房が終了し、いよいよ浪江町での再スタートを切る準備に入りました。浪江町が誇る伝統工芸は、困難に耐えてなお、生き続けるのです。
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