熱海と湯河原の境に位置する福泉寺は、萱葺き屋根の本堂がある風情あるお寺です。納められている「首大仏」は肩から上の釈迦像で、陶製の大変珍しいものです。高さが約2.5mもある大仏はひときわ目を引きます。約300年前、名古屋城主の徳川光友公が母の弔いに造設し、もともとは名古屋城内に安置されていました。戦後、福泉寺に奉納されましたが、胸からの下の部分は行方が分かっていないとのことです。