幕末、下田に訪れたロシアのプチャーリン提督率いるティアナ号。大地震で船が壊れてしまい、その修理の地に選ばれたのがこの戸田でした。しかし戸田への曳航中に船が沈んでしまい残された資料を基に0から船を作ることになりました。当時日本で使われていた和船とは大きく構造が異なる西洋式の船を日本で初めて建造し、後に幕府の命によりさらに何隻かの船が建造され日本の造船の基礎を築き上げることになります。ここ戸田造船郷土資料博物館はその当時の資料を展示し、日本とロシアの友好の象徴でもある施設になっています。また施設内には駿河湾深海生物館が併設されています。日本でもここでしか見ることのできない貴重な深海魚のはく製・標本も複数展示されているので併せて足を運んでみてください。