なぜ信州そばは、おいしいのか
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長野県といえば「信州そば」といって過言でないほど浸透している伝統食ですが、なぜ信州そばはおいしいのでしょうか。
長野県は昼夜の寒暖差が大きく、水はけのよい山地の畑がそばの栽培に最適な場所なのです。さらには水のおいしさがあります。
そばは主にそば粉と水から作られ、茹であがったそばはキリリと冷えたたっぷりの水で締められます。信州そばは、長野県の風土によってうまれた伝統食なのです。
信州そばと言っても、各地域に伝わるご当地そばがあったりと千差万別で、戸隠・更科・伊那・飯山・美麻・開田など数多くの名産地がありますが、そのなかでも広く知られているのが「戸隠そば」ではないでしょうか。
戸隠そばは、島根県の出雲そば、岩手県のわんこそば、と並んで日本三大そばに数えられており、そばの甘皮を取らずに挽く「挽きぐるみ」のそば粉を使うので、そばの色が濃いのが特徴。茹でたそばをザルに盛る際は、水を切らずに食べやすいよう丸めて盛り付けます。
「更科そば」は、そばの実の中心部分だけを使うので、色艶がよく香りも高くて喉ごしがよいのが特徴です。
その他にも、焼き味噌や辛味大根を添えて食べる「行者そば」など、県内でさまざまなそばを楽しめるのが信州そばの魅力です。
長野県に来たら、ぜひ地域やお店ごとの違いを楽しんで、おいしいそばを堪能してくださいね!