しだれ桜の里【高山村の五大桜】
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高山村の五大桜
各々に名前が付いていて、そのうち半数が樹齢200年を超す大樹です。「水中のしだれ桜」「坪井のしだれ桜」「黒部のえどひがん桜」「赤和観音のしだれ桜」「中塩のしだれ桜」を五大桜と呼びます。
「水中のしだれ桜」は、満開時には滝が流れ落ちるかのように咲き誇り、どこから見てもバランスが取れて美しいのが特徴です。
映画「北の零年」のロケ地として冒頭シーンを飾りました。
知名度が高く、全国から観光客やカメラマンが訪れます。
「坪井のしだれ桜」は五大桜の中では1番古く、樹齢600年以上!
全国の桜番付にも載るほど格式ある古桜です。大きな主幹から若木が背を伸ばし、まだまだたくさんの花を咲かせています。
600年以上経っても左右に大きく広がった枝から咲き乱れる姿は見事です。
「黒部のえどひがん桜」は、田園風景の広がる高台に1本だけひっそり佇み高山村を見下ろしています。樹齢500年を超えており、村指定文化財に指定されています。元々1本の木でしたが、落雷により真っ二つに割れて1本は垂直、もう1本は斜めに伸びています。
花は赤みが濃いのが特徴で、開花の季節には周囲に咲く菜の花とのコントラストが春を感じさせます。
また、遠くにはまだ雪積もる黒姫や妙高を望むこともでます。
「赤和観音のしだれ桜」は、400年余りの歴史をもつ大巌山赤和観音堂の麓にせり出すように咲いている、樹齢200年を超える桜です。
花は赤みがやや濃いのが特徴で、石垣の不安定な場所にあるので斜面にせり出すようにして凛と咲く姿は息をのむ美しさです。
「中塩のしだれ桜」は、なかひら地区の中塩集落にある阿弥陀堂近くに立っており、五大桜の中ではもっとも若く、もっとも開花が早い桜です。
まるで天から降り注ぐように咲く桜。桜の下にはお地蔵さんが置かれていて、木が大きく羽を広げてお守りしているかのようです。