北アルプスの雪解け水が育む上質なわさび【大王わさび農場】

日本有数のわさびの名産地、長野県安曇野市にある「大王わさび農場」では北アルプスからの豊富な湧水と冷涼な気候によってわさびが栽培されています。長野県はわさびの生産量が全国1位なのですが、その９割を占めるのが安曇野産なのです。
市内には多くのわさび田がありますが、なかでも群を抜いて大きいのが「大王わさび農場」。その広さ、なんと45,000坪！
安曇野の自然を多くの人に体験してほしいという思いから、入場は無料！ しかも、1年中オープンしています。

でも、わさび田がなぜそんなに人気なの・・・？と侮ることなかれ。
安曇野市を代表する観光スポット、大王わさび農場をご紹介します！
場内を進むと見えてくるのは、黒澤明監督の映画「夢」のロケ地になった蓼川（たでがわ）。三連の水車は撮影時のまま残されています。
農場の広大なわさび田を巡った湧水は蓼川に集まり、澄んだ蓼川ではクリアボートで水上散策ができるんですよ。
わさびは直射日光に弱いため、気温が高くなる５月初めから９月末にかけて黒い幕で覆われます。「寒冷紗」（かんれいしゃ）とよばれるもので、わさび田を流れる流水の水温を15度以下に保っているそうです。
わさび田の横を流れる湧水の小川には「親水広場」が設けてあり、手や足を入れて湧水の冷たさを体感することができます。
北アルプスの雪解け水は真夏でも冷たく、本当に気持ちいいです！
ぜひ体感してみてくださいね。

そして、敷地内の３店舗の飲食店の中でもおすすめなのが「わさびソフトクリーム」です！
わさびソフトクリーム！？と思うかもしれませんが、とてもおいしいんです！わさびのツーンとした辛味は無く、ソフトクリームの甘みの中にほのかにわさびの風味のする、とてもまろやかなソフトクリームです♪
その他、名物「わさび飯」や、生わさびと醤油ドレッシングで食べる熱々のグリル、湧水で14時間かけて低温で抽出した「湧水コールドブリューコーヒー」なども味わうこともできます。

冷たい湧水やわさび田に吹く心地よい風は、避暑にもぴったりです。信州の魅力を感じながら、おいしいわさびを味わいに、大王わさび農場に出かけてみませんか。