月光が降り注ぐ日本の原風景【姨捨の棚田】

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写真提供:©信州千曲観光局

なだらかな斜面に1500枚もの田が広がる、姨捨の棚田。
江戸時代から明治時代にかけて開田されたもので、一帯は古くから観月の名所として知られ、万葉集にも詠まれています。
開田が進むと同時に小さな水田に映る月影が注目を浴びるようになり、「田毎(たごと)の月」と呼ばれ、松尾芭蕉や小林一茶などの俳人が数々の句を残しました。
田毎の月は、本格的な田植えシーズンを前に水がはられた時期にしか見ることのできない、美しく幻想的な風景です。
姨捨の棚田は、国の「重要文化的景観」「日本の棚田百選」に選ばれており、朝、夕、夜、どの時間帯も見惚れてしまう程美しく、多くの写真家が訪れるそうです。
棚田には機械などは入ることはできないため、今でも手作業で農作業が行われ、守られている姨捨の棚田。
ぜひ、この美しい風景を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

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