1935年に国の史跡に指定された九戸城は、かつて九戸政実が居城した城跡であり、1492年~1501年に築城されたと言われています。当時南部藩跡目争いや豊臣秀吉が奥州での仕置きなどを開始したことにより、九戸政実が挙兵し、歴史上でも有名な九戸政実の乱が起き、九戸城は豊臣秀吉の国内統一最後の舞台となりました。川に囲まれ、自然の地形を利用した九戸城は難攻不落という特徴から、そのあと福岡城と改め、1636年は廃城になるまで使われていました。現在市内では、発掘調査と公有化が行われており、史跡公園化が進められています。