古くから旧盛岡藩領地(盛岡市周辺および遠野地方)を中心に母屋と馬屋が一体となったL型の住宅が多く見られます。このような母屋と馬屋が一体化している造りは曲り家と呼ばれ、多くの人に知られています。馬事文化に力を入れている岩手県の滝沢市は毎年6月前後に「蒼前様」を信仰とするお祭りが開催され、約100頭の馬に鈴など艶やかな飾りをつけ、市内の道のりを進行するお祭りです。馬が歩くとチャグチャグと鳴る鈴の音から、このお祭りは「チャグチャグ馬コ」と呼ばれています。人と馬が共に暮らす曲り家を見学しながら、昔使用していた農道具をぜひ体験してみてください。