冬の風物詩 餅ののれん【凍り餅】

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写真提供:安曇野市観光協会
切り分けられたお餅を和紙で包んで吊るします

「凍り餅」と聞くと、冷たいお餅?と思うかもしれませんが、北アルプスからの冷たい風が吹き下ろす安曇野地方では、冬になると寒さを生かした伝統食「凍り餅」作りが行われます。
ついたお餅を冷水につけ込んでから軒下に吊るして2か月ほど乾燥。
昼と夜の寒暖差を利用して凍る・溶けるを繰り返してサックサクの凍り餅が出来上がります。そのままサクサクとした食感を楽しんだり、水で戻して加熱すればつきたての味わいを堪能できますよ。
戻せば普通のお餅と変わらないのでは?と思いますよね。
凍り餅は長期保存できることに加え、通常のお餅より少し軽い食感と歯切れの良さが特徴で、また不思議なことに時間が経っても固くならないのです。離乳食として使われるほど柔らかくとろ~っとしたお餅に生まれ変わるんですよ。
冬場は凍り餅作り一色ですが、春になると直売所などで販売されるので、ぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか。

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