特急つがる&内陸線臨時列車で行く『内陸線田んぼアート観賞と森吉山ダム・伊勢堂岱遺跡見学の旅』~スタッフ体験記~
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秋田県の梅雨明けが発表されたこの日、旅行先である北秋田市の最高気温は33℃でしたが、ご参加のみなさまは暑さに屈することなく旅行を満喫されている様子でした。ツアーの様子を少しだけご紹介いたします!
観光その1 ~内陸線田んぼアート観賞~
秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)の鷹巣駅から臨時列車『笑EMI』に乗って出発です!
内陸線は北秋田市の鷹巣駅と仙北市の角館駅を結ぶ94.2kmの鉄道路線です。今回は途中の阿仁合駅まで約50分の乗車です。
鷹巣駅~阿仁合駅間では3つの田んぼアートが見られますが、そのうちの1つ『花の森吉山』は写真に収まりきらないくらい巨大でした。『花の森吉山』はぜひ現地でご覧ください!
観光その2 ~くまくま園~
北秋田市阿仁にある『くまくま園』はツキノワグマとヒグマの動物園です。
つきのわ舎とひぐま舎があり、つきのわ舎ではツキノワグマの餌やりを体験することができます。(ひぐま舎は餌禁止)
ちょっと怖いイメージのあるクマですが、ここでは迫力満点の様子だけでなく、餌をおねだりする様子などかわいらしい一面も見ることができます。
観光その3 ~森吉山ダム~
森吉山ダムは昭和47年7月の米代川大洪水がきっかけで建設され、平成23年度に完成しました。
岩石・砂利・土を材料とした『ロックフィルダム』という形式の森吉山ダムは、大雨が降った時の洪水を防ぐだけでなく、河川環境の保全・水道水やかんがい用水の供給・発電などの役割があります。
ダム見学ではエレベーターと階段を利用して地下へ行き、普段はなかなか見られないダム管理施設等を見学させていただきました。
観光その4 ~伊勢堂岱遺跡~
北秋田市脇神にある伊勢堂岱遺跡は、縄文時代後期の環状列石を主体とする遺跡です。大館能代空港アクセス道路建設の発掘調査の際に環状列石が発見され、遺跡として現地保存されました。
鮭が遡上するという湯車川を渡り、ゆるい上り坂をのぼった先にA・B・C・D4つの環状列石があります。4つの環状列石が隣接している例は他にはなく、国内でもとても珍しい遺跡です。
伊勢堂岱遺跡は『北海道・北東北の縄文遺跡群』の1つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から世界文化遺産の登録勧告を受けていましたが、7月27日に鹿角市の大湯環状列石とともに世界遺産に登録決定となりました。秋田県内では世界自然遺産の白神山地に続いて2件目の世界遺産となり、にぎわいを見せています。
遺跡に隣接する伊勢堂岱縄文館では、遺跡の発掘調査の成果と、土偶や土器などの出土品約300点を展示しています。展示室の入口では板状土偶の巨大なレプリカが出迎えてくれて、様々な土偶が一堂に会しているコーナーは伊勢堂岱縄文館ならではの人気のコーナーとなっています。
世界遺産に登録されたばかりの伊勢堂岱遺跡へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか♫