建築家・安藤忠雄氏が手掛けた建物「石川県西田幾多郎記念哲学館」で思索にふける

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石川県西田幾多郎記念哲学館
外観
展示室
日本で最初の哲学書『善の研究』を著した西田幾多郎は、石川県かほく市出身です。ここに、日本で唯一の哲学の博物館「石川県西田幾多郎記念哲学館」があります。哲学といえば、大人でもなかなか理解することが難しいイメージですが、ここでは、哲学のヒントとなる展示から始まり、西田幾多郎の業績や様々な人たちとの交流、愛用品や書籍などを紹介する展示室まで、じっくりと体感することができます。思わず、腕組みをしたくなる・・・そんな気分になります。
図書室
哲学書を集めた図書室も。学生さんの勉強もはかどるような、静かで、少し「ピリっ」とする空間。
展望ラウンジからの風景
最上階にある展望ラウンジからは、かほく市の街を見下ろす絶好のロケーション。たくさんの展示品を見て、頭の中がいっぱいいっぱいになった人には、頭と気持ちをスッキリさせることができる場所です。
左上・真中:瞑想空間「ホワイエ」 左下:瞑想空間「空の庭」(「空の庭」写真提供:石川県観光連盟) 右:渡り廊下
この建物は、世界的に有名な建築家・安藤忠雄さんが設計したものです。自然とコンクリートとガラスが調和したモダンな建物は「考えること」をテーマに作られているため、思索にふける空間が随所にあります。
西田幾多郎の書斎「骨清窟」
館外には、国の登録有形文化財である西田幾多郎の書斎「骨清窟」が。中の家具や書籍は、当時のままだそうです。普段、なかなか哲学にふれる機会はありませんが、旅の間にいつもとは違う思索の時間を体験してみるのもいかがでしょうか。
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