かつてユダヤ難民らが上陸した敦賀港の歴史を学ぶ【人道の港 敦賀ムゼウム】

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敦賀港は、明治から昭和初期にかけて、ヨーロッパとの交通の拠点としての役割を担い、ポーランド孤児や第2次世界大戦中にリトアニア駐在の外交官、杉原千畝氏が発給した「命のビザ」などでやってきたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港です。当時のまちのひとたちが彼らを温かく迎え入れたことから、敦賀は「人道の港」とも呼ばれています。

「人道の港 敦賀ムゼウム」では、数々の苦難を乗り越えて敦賀に降り立ったポーランド孤児とユダヤ難民の史実を中心に、当時の敦賀市民の証言やエピソードのほか、今も続く関係者との心温まる交流を紹介し、命の大切さと平和の尊さを発信しています!ちなみに、ムゼウムとはポーランド語で「資料館」という意味です。
そして、ポーランド孤児上陸100周年、命のビザ発給80周年を迎えた2020年11月にリニューアルオープンしました!旧ムゼウムから延べ床面積が約4倍に拡大した新しい建物の外観は、大正から昭和初期に敦賀港にあった敦賀港駅や税関旅具検査所などの4棟の建物を当時の位置に復元し、往時の敦賀港の雰囲気を感じられます。また、館内には関係者から寄贈された新資料の展示や、新たにシアターやアニメーション展示を設け、より充実した展示内容となっています。
2024年春の北陸新幹線開業に向けて、敦賀エリアはどんどん魅力的なスポットが増えています!特に敦賀港周辺には、他にも敦賀赤レンガ倉庫や鉄道資料館、旧敦賀港駅ランプ小屋など港と鉄道の遺産が多く残されており、少し足を延ばせば赤い大鳥居が有名な氣比神宮や縁結びの金崎宮といったパワースポットもあります。ノスタルジックな雰囲気が漂う港町の街並みを歴史を感じながら巡ってみませんか?
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