山元町歴史民俗資料館では、山元町の自然、歴史、風俗、文化のすべてを知ることができる4つの常設展示室と1つの企画展示室があるほか、定期的に企画展も開催されています。山元町の原始・古代の遺跡から出土した土器や石器などを展示や、中世以降の山元町の歴史についての紹介、養蚕、農耕、漁撈用具などの展示、山元の自然の中から草木や昆虫、鳥などの紹介、さらに藩政時代の坂元館主大條氏や、赤痢菌発見者の志賀潔博士に関する資料などの展示がされています。他には東日本大震災の防災集団移転先の整備に伴う遺跡の発掘調査で発見された線刻壁画は約1400年前のもので、「鳥」・「人」・「家」などと考えられる様々な図柄が書かれており、その多様な図柄の線刻壁画は、県内では初めて発見され、学術的にも非常に高い評価を得ています。