徳川幕府の直轄領・飛騨高山の国指定史跡「高山陣屋」と朝市へ行こう!

  • 岐阜
高山陣屋
飛騨が徳川幕府の直轄領となり、江戸から来た代官や郡代が、この地で政治を行うようになりました。この役所を「高山陣屋」と呼び、おふれを出したり年貢の取立てなどをしました。明治に入ってからは、県庁・郡代役所・県事務所などの役所として使われてきました。幕末には全国に60数カ所あったと言われている郡代・代官所の中で、当時の建物が残っているのはこの高山陣屋だけです。昭和4年には、国指定史跡に指定されました。
高山陣屋内の御白洲
内部は、御役所・御用場・大広間・役宅・吟味所・御白洲、かつて年貢米を保管した藏など天領時代の歴史を物語る資料が展示されています。ちなみに、御白洲とは、取り調べを行ったり、判決を言い渡した場所で、裁判における法廷の役割を果たした部屋とされています。
陣屋前朝市
陣屋前では、朝市も開かれ、たくさんの店が並び賑わいます。江戸時代から、米市・桑市・花市などの市が開かれ、明治の中頃から、農家の奥さんたちによって野菜が並べられるようになりました。貴重な建物と朝市が一緒に楽しめる「高山陣屋」は、高山駅から徒歩圏内です。是非、散策時にお寄りください。
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