横浜さんぽ*幻の駅があった?!廃線跡【東横フラワー緑道】

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横浜駅からすぐの場所に、緑に囲まれた遊歩道があるのをご存知でしょうか。

みなとみらい線と東急東横線の相互直通運転により、かつて地上を走っていた東白楽駅~横浜駅間は地下化され、現在はその跡地が「東横フラワー緑道」として地域の人々に利用されています。
横浜駅側から見た高島山トンネル 通行時間6:00~21:00

緑道には、いたるところにその歴史が色濃く残っており、なかでも鉄道トンネルとして利用されていた「高島山トンネル」はその面影を強く感じることができます。現在は遊歩道としてたくさんの人々が通行していますが、鉄道が走っているときは山を迂回していたのでしょうか・・・。などを考えながら歩くのも面白いですね。 このあたりには昔、東急東横線の神奈川駅がありました。

トンネルを抜けるとすぐに、東急東横線の反町駅が見えてきます。反町駅を過ぎると緑道は国道一号線を跨ぐように高架になっており、以前はここを東横線が走っていました。地下化される前の鉄橋がそのまま、東横フラワー緑道の一部となっているんです。
橋を下ると、ここからしばらく地上を歩きます。
フラワー緑道というだけあって、木々や花壇が整備された快適な歩行空間となっています。時期によっては綺麗な花が見られますよ。のんびりと散策するのもいいですね。
2021年8月撮影(花の開花情報は気候または年により異なる場合があります。)

幻の駅が存在した?!

緑道に沿って住宅街を進んでいくと大きく開けた広場が現れます。ここには1945年まで新太田町という駅がありました。建物などは残っていませんが、近くには碑が建てられていて、東横線が桜木町駅まで繋がっていたことがわかります。記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

この場所を過ぎると、東白楽駅はもう目と鼻の先。東横フラワー緑道も終点です。
緑道は約1.4㎞と歩きやすく駅も近いので、お帰りのちょっとした寄り道や散歩コースとしてもおすすめですよ。横浜に来られる際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
掲載の内容は2021年8月現在の情報です。
下記横浜市ホームページより「東横線地下化跡地整備について」をご参照下さい。
横浜市ホームページ
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