金沢の奥座敷・辰口温泉「まつさき」に宿泊しました!

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辰口温泉まつさき・天望露天風呂
某月某日、辰口温泉に宿泊しました。辰口温泉は、金沢駅から車約40分の隠れ家的温泉地。石川県といえば、和倉温泉や加賀温泉郷を思い浮かべる方が多いと思いますが、辰口温泉は、旅館3軒ながらも、金沢市内から近いため地元では大変人気があります。そのうちの1軒である「まつさき」にお世話になりました。
風情ある渡り廊下
駐車場から玄関ロビーまでは、長い渡り廊下が。この廊下が大変風情があり、左右に広がる庭園を眺めながら進んでいく合間にも、係の方が丁寧に庭の説明をしてくれます。
玄関ロビーと展示品
玄関に入ると、見事な借景が。ロビーには、旅館に古くから伝わる源氏物語の屏風と、石川県出身の作家・泉鏡花が愛用した硯箱と直筆の短冊が展示されています。泉鏡花は、明治時代を代表する小説家です。鏡花は、この旅館に逗留しながら当時の「まつさき」を舞台とした『海の鳴る時』を執筆したそうです。こんなところからも旅館の歴史を感じますね!ちなみに、金沢市内の「泉鏡花記念館」では、鏡花の作品やゆかりの品々が展示されているので、あわせて訪ねるのもいいのかもしれません。
新館鳳凰の202号室「しぎ」
今回の客室は、新館「鳳凰」2階の「しぎ」。「鳳凰」という名前だけあって、大変立派!!露天風呂に月見庭園、ベッドの隣にはマッサージチェア・・・今回の宿泊の目的は、「客室でのんびりと癒しを求めて」だったので、希望通りの空間です。和室は、どっかり座布団に座る形式ではなく、足の高いテーブルとイスが用意されています。何だか不思議な感じもしましたが、今回は高齢の母親が一緒のため、こちらの方が足を曲げることがなく良かったです。
広い庭園には散策路もあります
お風呂に入る前に、広い庭園を散策。まだ、緑が多いものの秋の気配を感じられます。
お茶室
続いて、お茶室でお抹茶とお菓子をいただくことに。お茶室も2部屋あり、お好みの部屋で、先ほど散策した庭園を眺めながら飲むことができます。客室だけなく、庭園やお茶室でも、しっかりと非日常を感じられます。
レトロ感溢れる館内
その他にも、館内には、なかなかお目にかかれないレトロな品も。見ているだけで楽しめます。
客室の露天風呂も源泉かけ流し!
客室のお風呂は、内湯・露天風呂ともかけ流しの源泉風呂。もちろん、館内の大浴場や展望露天風呂も入浴可能なので、湯めぐりもできます。1泊2日の間に何度温泉に浸かったことか・・・(笑)
夕食はお部屋で一品出し!
お待ちかねの夕食は、客室で一品出しです。ちょうどいい頃合いに、次のお食事が運ばれてきます。係の方の丁寧な説明を聞きつつ、お品書きを見ながら、一品一品ゆっくり味わいました。至福のひとときです。
地酒の飲み比べセット
そして、美味しい食事には、やはり美味しいお酒。地元石川県のお酒の飲み比べセットで、食事とのマリアージュを満喫しました。
朝食も盛り沢山!
朝は、窓を開けると、庭園の気持ちの良い空気が部屋に入り込み、清々しい気分になります。そんな中でいただく豪華朝食は、夕食を完食したにも関わらず、こちらも完食。夕・朝食とも、ご飯はお釜で炊き上げていただきました。こんなところが旅館の食事の醍醐味ですね。
お見送り ありがとうございました!!
あっという間の旅館でのひととき。短い時間でしたが、とっても満たされる時間でした。最後に、女将さんが見送りに。女将さんの優しい笑顔に、いつかまた会えることを期待して帰途につきました。歴史と今の洗練された趣のある、静かでゆとりを感じさせる「まつさき」は、大変素敵な旅館でした。
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