『奥能登国際芸術祭2020+』さいはての地で感じるアート【石川県珠洲市】Vol.1

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上空から見た珠洲の風景
日本海に突き出た能登半島の最端に位置している石川県珠洲市。美しい里山里海の自然が保たれ、豊かな食にも恵まれています。そんな珠洲市の全域、247.20㎢に16の国と地域から53組のアーティストが参加した『奥能登国際芸術祭2020+』が開催されています。
揚げ浜式製塩
見附島
珠洲市は、日本で唯一「揚げ浜式製塩法」の伝統が残り、手塩にかけて作られたほんのりと甘い味が特徴です。また、島の形が軍艦に似ているところから別名「軍艦島」とも呼ばれている高さ28mの奇岩も能登のシンボルとしても有名です。
スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」(Photo南条嘉毅)
博物館と劇場が一体化した、スズ・シアター・ミュージアムは、日本海を見下ろす大谷エリアの高台に位置しています。かつての珠洲市立西部小学校の体育館〈2016年閉校〉を全面的に改修し、珠洲の文化の保存と活用の拠点として、2021年9月より新たな歩みを始めることになりました。珠洲市内の家々に眠っていた生活用具の数々を一堂に集め、民俗・人類学的視点から展示紹介するとともに、気鋭のアーティストたちがそれぞれの視点から技能と相乗力を駆使して、それらの生活用具に新たな命を吹き込み、土地の物語の表現へと結晶化させています。各々の作品の中で解釈され、意味づけられることで、生活用具は以前とは異なる命を得ることになりました。
市内に点在しているアート作品は、サポーターによるメンテナンスが行われ、皆さまのご来場をお待ちしています。

Vol.2では、アーティストによる最涯と最先端が響き合う 作品をご紹介します。
奥能登国際芸術祭2020+
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