古刹のお参りの後には蕎麦のお楽しみも♪【出流山満願寺】

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栃木県栃木市にある出流山満願寺は、いわゆる風光明媚な観光地という訳ではありませんが、鬱蒼とした自然林、杉木立に覆われた渓間にあり、古くから巡礼の場として知られています。また、参拝者のための蕎麦屋さんが軒を連ね、そば好きが訪れる場としても有名です。満願寺の開祖は、日光山や中禅寺を開いた勝道上人で、時期は奈良時代の765年とされています。そのため日光の修験者は、年中行事の1つにここ出流山に入峰することが定められている他、出羽三山の詣での行者は、「出流山に参詣しなければ大願が成就しない」といわれるほど、修行地としての地位は高かったと思われます。境内では栃木市の文化財に指定されている仁王門や、迫力ある仁王尊像が迎えてくれます。奥の院には大悲の滝や鍾乳石でできた十一面観音像があり、自然の神秘と大きなパワーを感じることができます。なお、満願寺へのアクセスに路線バスを使う場合や自動車の場合、途中石灰工場が立ち並ぶ道を通り少々不安になりますが、間違いではないので安心して旅を続けてお出かけください。

周囲の紅葉と相まって静寂な時間が漂う古刹

紅葉の美しい境内、信仰の地としての雰囲気も色濃い。
仁王様のおられる仁王門。

門前に軒を連ねる出流そば ぜひ味わってください!

多くのお店が竹製の丸い盆ざるにのって出すのが特徴的な出流そば。
お蕎麦好きの方も、特に好物とはしていない方も出流の地に足を運ばれたらぜひ、ご賞味いただきたいと思います。山あいで稲作に不向きな地だからこその味わいなのです。

当ページで使用する写真は、公益社団法人栃木県観光物産協会観光課より引用しました。


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