車齢約90年の機関車が今も栃木路を駆ける【SLもおか】

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地元の魅力アップ、集客に貢献!

SLもおか号は、茨城県下館から栃木県茂木までの真岡鐵道線内を、SLの牽引で走る臨時快速列車です。1994年に運転を開始して以来、SLの豪快な走りを通じて子どもたちに夢とロマンを与え、真岡鐵道沿線のイメージアップや地域活性化の一翼を担ってきました。SLもおか号に使われている機関車は、C12形蒸気機関車で1933年に山口県で誕生しました。廃車になる1972年まで、鹿児島・上諏訪・釜石・弘前などで活躍を重ね、引退後は福島県の団地内でひっそりと余生を過ごしました。1991年に真岡市でのSL復活のプロジェクトが発足し、1994年に真岡鐵道での復活を果たしました。実際に乗る車両も珍しい客車で、国鉄時代やJR初期に、地方で広くみられた車両です。ぜひ機関車の力強さ懐かしさ、客車の雰囲気を楽しんでください!

沿線の懐かしい風景に溶け込み、絵になるSL

桜と菜の花は人気の時季。
田んぼの水張りをされた下野路。
かつてSLは日本全国で目にすることができていましたが、今日では僅かとなり、限られた週末に運転がある程度。真岡鉄道でも週末運転が主となっています。SLもおか号は、かつて東北地方や九州地方のローカル線で使われていたものと同じタイプの車両で、私たちが乗る客車も現在では非常に希少となっています。首都圏からアクセスが良く四季の表情がとても豊かな真岡鉄道。沿線の景色や、車内の雰囲気・SLの汽笛など楽しいポイントが幾つもあります。ぜひ、その乗り心地を味わってみて下さい!

当ページで使用する写真は、公益社団法人栃木県観光物産協会観光課より引用しました。


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