福井県大野市に古くから栽培されてきた「上庄さといも」。通常の里芋より小ぶりですが、身の締まりがよく、煮物にするとしっかりとした歯ごたえがあります。歯ごたえはあるが、程よいねっとり感と甘味がおいしく、もちもち食感がたまらない一品です。
「上庄さといも」が栽培されている上庄地区は、大野盆地南部に位置され昼夜の温度差が大きい盆地特有の気候です。この寒暖差によってでんぷん含有量が高く、煮崩れしにくい「上庄さといも」が育まれています。また、大野は、豊かな水があり、里芋栽培に向いている条件が整っています。地域の方のお話では、「ここでできた種いもをほかの地域に持っていっても、同じさといもはできません。」との事。ここでしか育たない「上庄さといも」を味わってみませんか。
大野市では、七間通りに朝市が開催されています。400年以上の歴史があり、全国的にも珍しい地面に農産物を並べる青空市場です。「上庄さといも」や農家のおばちゃん達が丹精込めて栽培した地域の野菜が揃います。地元の方との会話も楽しみのひとつです。※画像提供:福井県観光連盟