北陸唯一の現存十二天守-丸岡城

  • 福井
江戸時代以前に建設された天守が残っているお城は日本全国に12城あり、それらを総称して「現存十二天守」と呼ばれています。北陸地方に唯一残るのが丸岡城で国の重要文化財にも指定されています。
丸岡城が築かれたのは戦国時代で、一向一揆への備えとして織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。丸岡城を支える石垣は「野づら積み」という古い方式で、すき間が多く粗雑に見えますが、排水がよく大雨でも崩れる心配がないといわれています。
丸岡城の天守を取り囲むように園内には約400本のソメイヨシノが植えられ、桜が満開の頃は、桜の霞の中に丸岡城が浮かんでいるような幻想的な風景が現れることから別名「霞ヶ城」と呼ばれるようになりました。周辺は、日本庭園式公園の「霞ヶ城公園」として整備され、歴史的・文化的資源を有効活用している公園として、「日本の歴史公園100選」に選ばれ、別名にふさわしい古城は、季節を問わず、いつ訪れても美しい姿を見せてくれます。

写真提供:福井県観光連盟
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