特別史跡五稜郭と市内を一望できる名所「五稜郭タワー」【函館市】

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満開の桜(2022.4.27撮影)  提供:五稜郭タワー株式会社

黒船来航をきっかけに誕生した五稜郭

1853年に浦賀にやってきた黒船来航の翌年、下田と共に箱館(明治時代まで、函館はこのように表記されていました。)は開港都市となり、「箱館奉行」が置かれました。
やがて箱館の防備強化の一環として、五稜郭が作られました。
五稜郭タワーの展望2階では、五稜郭の歴史を学べる展示スペースがあります。
タワーからの景色を眺めながら、幕末の箱館へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

五稜郭は桜の名所でもあります。ソメイヨシノなど、約1,500本の桜が本格的な春の訪れを知らせてくれます。
五稜郭の桜(2022.4.22撮影)

幕末ファン 必見!? 土方歳三手植えの矢竹

ブロンズ像「五稜郭に立つ土方歳三」
五稜郭タワー1階のアトリウムには、新撰組の副長として知られ、1869年の箱館戦争で戦死した土方歳三のブロンズ像があります。
ブロンズ像横には、土方歳三の生家から株分けされた、「土方歳三 手植えの矢竹」が植えられています。
※矢竹は、矢の材料となる笹類に属する植物。矢の材料として武士の屋敷に良く植えられたと言われています。
地上約70メートルを泳ぐジャンボこいのぼり(4/16~5/5)

展望階は登って行った!?

2006年4月1日に開業した、現在の五稜郭タワーは高さ107メートル、展望2階までは90メートルあります。
この五角形の形の展望階部分、とても珍しい方法でつくられました。
展望階部分は塔の周りを囲んで地上で作り、ワイヤーをつかって塔の上まで運んだのです。
吊り上げるのにかかった時間はなんと、27時間。エレベーターホールのモニターには、その時の模様が紹介されています。こちらもぜひご覧ください。
函館・五稜郭タワー 公式ウェブサイト
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