3年ぶりに開催!えんま市【新潟県 柏崎市】

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写真提供 柏崎市

3年ぶりの開催に大盛り上がり

新潟県のほぼ中央に位置する海沿いの街、柏崎市。その柏崎市では毎年6月14日~16日(瀬戸物市・植木市は17日まで)に『えんま市』と呼ばれる祭りが開催されます。毎年えんま市を楽しみにしている柏崎市民ですが、新型コロナウィルスの影響で2020年と2021年は中止になってしまいました。そんなえんま市が今年は感染症対策を講じ開催されることになりました!

えんま市ってなに?

写真提供 柏崎市
写真提供 柏崎市
200有余年の歴史を持つこの市には、閻魔堂(えんまどう)のある本町通りを中心に全国各地から集まった500以上の露店が約2キロメートルにわたって立ち並び、期間中20万人を超える人出でにぎわいます。露店ではたこ焼き・お好み焼きなどの”粉もの”はもちろん、柏崎市民の大好物『ポッポ焼き』の露店もあります。好きな食べ物やビールなどアルコール含む飲み物を片手に露店の散策をするのが楽しみの一つです。

えんま市の始まりは馬市で、現在のような見世物・露店の市に変わったのは、文政年間(1818〜1829年)と言われています。また、えんま市がこれだけの規模になったのは、柏崎の位置と6月15日前後という日取りが、全国各地の祭りや市を次々廻っている露天商人が、一堂に会するのに都合が良かったことが要因と言われています。季節はちょうど衣替えの時期にもあり、ここで夏衣になって旅立っていったことから自然に呉服市が立つようになり、それがまた田植えを終えた農村の人たちの人気を呼んだとも言われています。また、当時の陣屋役人が、遠方・近在から入り込んでくる博徒たちの丁半勝負を黙認したことも、この市が栄える間接的な要因と言われています。現在では、村上市の村上大祭、新潟市の蒲原大祭に並び「新潟三大高市(たかまち)」の一つにあげられ、毎年、この市を楽しみにしている多くの方の笑顔で、通りが埋め尽くされます。

閻魔堂とは

まずは閻魔堂にお参りです 写真提供 柏崎市
舌を抜くための大きなペンチ(エンマ)もあります 写真提供 柏崎市
山号を金砂山円光寺閻魔堂(えんまどう)と言います。戦国時代のころまでは半田村にあったと伝えられ、江戸時代中期の資料「柏崎町古絵図」には、町の東の木戸の門外にあったことが分かります。お堂は数度の火災で類焼し、現在の土蔵造りの建物は1896年に、柏崎の名棟梁・四代目篠田宗吉によって建てられたものです。「閻魔堂の言い伝え」の看板には、閻魔堂に残されていた宝永7年(1710年)の「越後国柏崎町焔魔堂縁起」の一部を今のことばに直し、分かりやすくしたものが記されています。

2022年のえんま市は感染症対策を講じます

2022年のえんま市は新型コロナウィルス感染症対策として、
・テイクアウト方式(指定の飲食スペースでのみ飲食可能)
・出店は新潟県内の露天商に限定
・露店同士は感覚を開けて設置予定
・食べ歩きは一切禁止しごみは各自持ち帰り
・えんま市実施エリア内での飲酒自粛を呼びかけ
など、感染症予防に努めますので、安心してお越しください!
柏崎市観光協会HP
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