2024年のNHK大河ドラマが「光る君へ」に決まり、女優・吉高由里子さんが紫式部を演じるそうですが、2024年といえば、北陸新幹線が敦賀まで延伸する予定にもなっています。その敦賀に近い越前市に、かつて紫式部が暮らしていたことがあるそうです。源氏物語の作者・紫式部が生涯でただ一度、都を離れて暮らした場所が越前市。越前国司となった父・藤原為時とともに、一年余りを過ごしたといわれています。
これを記念して作られたのが紫式部公園。池をめぐらし、寝殿造の釣殿をしつらえ、紫式部像・紫式部歌碑も設置。公園に隣接する「紫式部と国府資料館」では、紫式部に関する資料を見ることができます。なかなか福井県と紫式部が結びつくことが想像できませんが、自由広場や藤棚もあり、地元では馴染み深い公園です。公園を訪れて、紫式部の気分を味わうのもいいかもしれません。写真提供:福井県観光連盟