【芸術の秋】成田空港でアートな時間を楽しもう!日本美術名品ミニギャラリー

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婦女人相十品・ポッピンを吹く女/喜多川歌麿筆

日本美術が並ぶ見どころ!この場所は一体どこでしょうか??

喜多川歌麿筆のポッピンを吹く女に、東洲斎写楽の三代目大谷鬼治江戸兵衛。
そしてその側には狩野(晴川院)養信筆の源氏物語図屏風。日本を代表する浮世絵や美術画が並ぶこの場所は、一体どこでしょうか。実はここは成田国際空港第一ターミナル地下1階にあります。東京国立博物館に所蔵されている日本美術を代表する名作の画像を使って成田空港の壁面と天井面に設えた日本美術名品ミニギャラリーです。その他にも葛飾北斎の代表作である「冨嶽三十六景」や、国宝の「洛中洛外図屛風 舟木本」といった歴史的価値の高い美術品を、特殊なフィルムを使用することでダイナミックに展開しております。ここでは普段は遠くからしか鑑賞できない美術品を間近で見ることができます。
三代目大谷鬼治江戸兵衛/東洲斎写楽筆
狩野(晴川院)養信筆の源氏物語図屏風

壁の名画を美しく見せる秘密とは??

このギャラリーは、株式会社スリーエムジャパン、東京国立博物館と成田国際空港株式会社の協力事業です。それぞれの名画は3M“スコッチカルペイントフィルム”が施されています。この特殊フィルムは従来のフィルムでは貼付が困難であった表面が平滑でない基材にも良くなじみ、容易に貼り付けることが出来きるフィルムです。国内外問わず多くの人々が写楽の迫力に足を止めて眺める姿や、写真を撮る姿もしばしば見られます。
重要文化財 秋草図屏風 /俵屋宋雪 筆
1階の国際線南到着階に上がるエスカレーター付近にある、ひと際目を引くこちらは俵屋宋雪作の秋草図屏風です。美しく佇む秋の花々に圧倒され、空港の往来の喧騒すら耳に入らないくらい見入ってしまいます。ここ日本美術名品ミニギャラリーでは他にも日本を代表する浮世絵や美術名品を楽しむことが出来ます。成田空港にお越しの際は是非このミニギャラリーに立ち寄って、美しく迫力ある名画をお楽しみ下さい。
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