人と人の縁を結んだ「BIG南部裂織」プロジェクト
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ものを大切にし古布を生かす「南部裂織」
「南部裂織」とは使い古した布を細く裂き、織りこみ、新たな衣服や生活用品へと再生する織物です。経糸に麻を張り、緯(横糸)に裂いた布を織り込み、再生していきます。江戸時代、寒冷な気候のため綿が手に入りにくい南部地方のきびしい風土の中で、古布を裂いてあたたかい布を織り上げる知恵が育まれました。
八戸ポータルミュージアム「はっち」
「BIG南部裂織」
なんとその大きさは、32畳。
この大きなタペストリーは古布を裂いて緯糸にし、来館者のみなさんの手で木綿の経糸に織っていきました。
古布を裂いて緯糸用の玉「ヌキ」をつくったり、格子柄が浮き出るように経糸の色を変えたり、織り上げた布を構成し、つなぎ合わせる膨大な作業を積み上げて完成したこのタペストリー。
古布を生かす南部裂織には、ものを大切にするエコロジーの精神が詰まっています。
八戸に訪れた際は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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●所在地
〒031-0032 青森県八戸市三日町11−1
●アクセス
〈鉄道〉八戸駅からJR八戸線「本八戸駅」下車徒歩約10分
●お問い合わせ
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