【こけし灯ろう】ほのかな明かりが照らす世界

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黒石駅で乗客をお出迎え

こけし灯ろうとは?

お盆の時期を過ぎ、東北は少しずつ秋らしく涼しい季節が到来してきます。今回は青森県黒石市で生まれた「こけし灯ろう」という工芸品についてご紹介したいと思います。こけし灯ろうは、津軽の伝統工芸品「津軽こけし」の形をモチーフにした灯ろうです。3~4つのサイズに分けられ、一番大きいものは人の背丈ほどの高さになります!スタンダードなものから、ちょっとアレンジを加えて現代風にしたものまで、デザインは多岐にわたります。
こけし灯ろう
こけし灯ろう(点灯)

伝統的な技法が用いられる制作過程

こけし灯ろうは青森県の代表的なまつりであるねぷたと提灯の技法を生かして作られます。こけし形の木を組み、針金を線状に巻き付けて骨組みを作ります。次に和紙を貼って顔や柄を描けば完成です。胴体に描かれたデザインと絵柄は、こけしの図柄や伝統的な色彩を使うのが一般的です。絵はすべて手書きのため、1つ1つオリジナルのこけし灯ろうができあがります。
作成風景

制作に尽力する作り手

こけし灯ろうは森勇一さんという工人が制作しています。寸法から下書き、絵付けまですべての行程を基本的に1人でこなしています!緻密な作業が多く、絵付け作業だけでも約3日はかかります。そのため大きい灯ろう1体を制作するのに、最低でも10日程はかかるようです。
こけし灯ろう工人の森勇一さん

黒石市に新たな魅力をつくる

黒石市の多くの観光施設や宿泊施設、飲食店の玄関口にもこけし灯ろうが置かれ、来客をもてなします。夜には優しい明かりで、暗い景観に彩りや癒しをもたらします。全国からも注文のあるこけし灯ろう。卓上タイプのものやこけしをモチーフにした様々な雑貨類も希望に応じて、制作しているようですので、もし購入したい場合はお問い合わせください!
ミニこけし灯ろう
ミニこけし灯ろう(点灯)
画像提供:黒石市観光課
●「こけし灯ろう」が駅たびコンシェルジュにやってくる!
期間限定で「こけし灯ろう」「津軽こけし」「ねぷた灯ろう」の展示を駅たびコンシェルジュで実施します。本物の津軽の工芸品を間近でご覧いただけますので、ぜひ店舗へお立ち寄りください。黒石市の観光情報もご案内いたします。

【開催店舗・期間】
・駅たびコンシェルジュ新宿(新南):2022年9月1日(木)~30日(金)
・駅たびコンシェルジュ上野:2022年9月17日(土)~30日(金)
・駅たびコンシェルジュ仙台:2022年9月17日(土)~30日(金)

※日程・内容は予告なく変更または中止となる場合がございます。
※参加費は無料。展示品の観賞は予約不要です。
※ご旅行相談をご希望のお客さまは来店予約をお願いいたします。
※駅たびコンシェルジュ新宿(新南)では来店予約を受け付けておりません。また旅行商品の取り扱いはございません。
開催店舗の営業時間の確認、来店予約等の詳細は下記リンクからご確認ください。
駅たびコンシェルジュ:JR東日本 (jreast.co.jp)
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