ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 湯田中渋温泉郷/2022・8・21

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ONSEN・ガストロノミーウォーキングとは??

みなさん、この「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」はご存知でしょうか。いにしえの昔から日本人を癒やし、憩いの場となってきた温泉地。郷土料理や地酒、あたたかいおもてなし、独自の文化や景観など、温泉地ごとに様々な個性があります。その土地ならではの食や自然・文化をたのしむ。自分のペースで温泉地を「めぐって」「たべて」「つかって」、じっくりとその土地の魅力を感じるがテーマの散策ツアーです。

7.3㌔を散策。湯田中渋温泉郷の めぐる・たべる・つかる とは?!

私たち*and trip.編集部が今回訪れたのは、長野駅から長野電鉄に乗ること約1時間程で到着する湯田中渋温泉郷。渋温泉はノスタルジックな温泉街で有名な場所であるのはみなさまのご存知の通り。温泉に来たらのんびり、ゆったりしたいと思う方が多いかもしれません。しかし今回私たちは、いつもとは違った旅の魅力を発掘したいと思い、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 湯田中渋温泉郷」に参加してきました。湯田中渋温泉郷のある山ノ内町を、7.3㌔散策して街の魅力を思う存分、めぐって たべて つかってきましたのでみなさまにその様子をお届けします。
当日の天気は晴天。じめじめとした東京の蒸し暑さは感じられず、さらりとした心地よい暑さの中で出発!

パンフレットにはこのように

●めぐる●
開湯1300年の歴史のある温泉街の石畳の小路から北信五岳を望む景勝地、人工物や自然が調和した山ノ内町を満喫できるコース設定です。
●たべる●
「信州サーモン」「りんごで育った信州牛」など、山ノ内町の豊かな自然環境の中で育った食材をふんだんに使用した料理でおもてなし。旬のももなどを思う存分味わえます。
●つかる●
湯田中渋温泉郷は9つの温泉街からなる温泉リゾートです。町内の協賛旅館・日帰り入浴施設でイベント終了後から1か月以内で使用できる「日帰り入浴券」をお一人さま1枚配布します。様々な泉質をお楽しみ頂けます。

とこのように。実際はいかに!!

いざ出発!7.3㌔に7つのポイントが!!

●第1ポイントは、スタート地点から1.2㌔先にある世界平和大観音。

世界平和大観音までの100段以上の階段
到着。自分の番号を伝えるよ
スタート地点のやまびこ広場屋内ゲートボール場から歩道橋、星川橋を渡ると目の前には急こう配な坂がありました。道沿いを歩くこと30分程で「第1ポイント近く」という看板が目に留まりました。到着!かと思った次の瞬間、私たちの目の前には、100段以上の階段が。。。そんな最初から上手い事いきませんね。
しかし、その階段を上った先には、地元の方々のおもてなしが待っていました。

到着★うずまきパン(小古井菓子店)・雪まくらコーヒー(志賀商事)・おこみんマシュマロ(マシュマロ専門店やわはだ)

●うずまきパン(小古井菓子店)
渋温泉の名物で、半世紀以上にわたり地元のソウルフードとして親しまれています。生地の中にはマーガリンが入っておりその風味と塩気が口いっぱいに!
表面にある渦巻き状の黄色いクリームの甘みがマーガリンの塩気とマッチして、疲れた体に活力をくれます!!
●おこみんマシュマロ(マシュマロ専門店やわはだ)
山ノ内町公認の志賀高原観光PRキャラクター「おこみん」をモチーフにしたオリジナルマシュマロ。コーヒーに浮かべて飲むことで一味違った楽しみ方もできました。
●雪まくらコーヒー(志賀商事)
天然の冷蔵庫とも称される雪室(ゆきむろ)に貯蔵し、熟成されたコーヒー豆は雑味が少なく、まろやかな味わい。水出しコーヒーorホットコーヒーが選べます。

●第2ポイントは、第1ポイントから1.2㌔先にある温泉寺・信玄の足湯。

横湯山温泉寺は武田信玄公ゆかりの寺として知られ、信玄公直筆の寄進上や軍配が寺宝として残っているそう。第1ポイントで既に疲労してしまった私たちは、早く足湯につかりたく足早に向かいました。
石畳の温泉街
金具屋の斉月楼
源泉かけ流しの足湯

第1ポイントから坂を下り石畳の渋温泉街から第2ポイントへ向かう道沿いには、渋大湯や金具屋の斉月楼があります。地元の方との触れ合いや名物を堪能した私たちは第2ポイントに行ったら何が待っているだろう~と足も軽くウキウキした気分で向かいます。

到着★スモモ、きゅうりとミニトマト(山ノ内町産)・志賀高原みそ(関谷醸造場)

●スモモときゅうり(山ノ内町産)
太陽という名のスモモは、果実は120gから150gと大きく、果皮の色は黒っぽく見えるほど濃い鮮紅色が特徴。果肉は乳白色でやや硬めですが、果汁が多く保存性にも優れているそう。味は糖度が高めで完熟すると酸味が抜けて甘みが感じられました。
きゅうりは、町内の4軒の農家から収穫。みずみずしく歯ざわりのよいきゅうりをそのまま丸ごとみそを付けて1本かぶりつき!
●志賀高原みそ(関谷醸造場)
志賀高原みそは品温調節をせず、自然の温度にまかせて熟成させる「天然醸造」。昔ながらの良質なお米と大豆の生産地としてしられたこの地で、澄んだ空気と志賀高原からの清流で醸造され、昔ながらの「旨味」に「味」と「香り」の三拍子揃ったおいしいお味噌です。

醸造元 玉村本店から 地ビールと日本酒の振る舞いも

他にもこんな素敵なものが!!

【醸造元 玉村本店から】
●志賀高原ペールエール
クリーンな味わいに柑橘系のホップが特徴で、不動の人気NO.1。幅広い食事とお楽しみいただける「志賀高原ビールの味の基本」!!
●縁喜 山恵錦 純米吟醸無濾過生原酒「うすにごり」
ふくらみのある味と、きれいな酸で、食中酒として大人気の山恵錦。もろみ由来の柔らかな味わいとすっきりとした酸味があり、それでいながらさっぱりとした後味の辛口のお酒です。

信玄の足湯も堪能

足湯 足つぼもあります!
疲れた足に癒しの時間
足湯には歩いて足つぼを刺激するゾーンと、ゆったり腰かけて足湯を楽しめるゾーンの2つがありました。お湯の温度は場所により温度が高い所から低い所とそれぞれ楽しめるようになっています。参加者からは、「ここから離れたくない~」「もっと浸かっていたい」との声が聞こえてきました。

●第3ポイントは、第2ポイントから0.6㌔先にある天川神社を目指します!!

早くも今度はどんなご当地名物が待っているのか、「食」を楽しむために頑張ろう!という気持ちになってきます。MAPを開くと第3ポイントには信州サーモンと夏野菜のそばパスタと書いてあります。早く食べたいという気持が先走ります。足湯に浸かった効果もあり、足取りは軽く山ノ内町の澄んだ美味しい空気を吸い込みながら進むこと数分。目の前に立ちはだかったのは、急坂。
そんなに甘くはないですね。

その先には、第3ポイントに到着!!

●信州サーモンと夏野菜のそばパスタ(北志賀高原観光協会)
北志賀高原はそばの産地として有名。この地元のそば粉を練ったパスタとさっぱりとしたトマトソースに信州サーモンと夏野菜を加え、夏の暑い時期でもつるつると食べられます!!
醸造元株式会社玉村本店さま
素敵なお二人と交流できました

●第4ポイントは、第3ポイントから0.7㌔先にあるTHE FARMHOUSEを目指します!!

第3ポイントで地元の方との交流と美味しいパスタを食べたらいざ出発!今度は何が私たちを出迎えてくれるのでしょうか。
ここからは少し下り坂になっているのでラクラクな気分で歩いていきます。森林から流れる水の音を聞きながら、どんどん進んでいきます。少し進むと、なんと。。。上り坂が。。またもや試練を与えられました。しかし、地元の美味しいごはんが待っているとここまでの道のりから学んでいる私たちは焦ることなく、自分のペースで山ノ内町の自然をまとうように歩くことができるようになっていました。

その先には…第4ポイントに到着!

オシャレ空間
バゲットにつけて♪
●信州牛の特製ハーブリエット(THE FARMHOUSE)
北志賀高原にある高井富士牧場で育て上げたブランド牛「りんごで育った信州牛」をペーストし、ハーブを添えフレンチに仕上げたお料理です。滑らかな食感がやみつきになります!

●第5ポイントは、第4ポイントから0.3㌔先にある志賀高原ロマン美術館を目指します!!

ここが今回の注目ポイントと言っても良いのではないでしょうか。MAPには、「信州サーモンのチャンチャン焼き」「山ノ内町ブランド米『雪白舞』のおにぎり」「北信州のキノコ汁」と書いてありました。ここまで約4キロ歩いた私たちには、少し物足りないくらいの距離でしたが、ちょうど中間地点ということでとても良い場所に第5ポイントを設置していただきました。

すぐそこに、第5ポイントがありました!!

すぐに第5ポイントへ!
こんなにも沢山のお料理が!
おかわりまで頂きました。
●信州サーモンのチャンチャン焼き(児玉養魚場)
ニジマスとブラウントラウトを交配させた、信州オリジナル新品種の魚は、銀色の美しい身体とサーモンのような紅色の美しい身が特徴です。志賀高原からの清流で育てた信州サーモンをエノキダケやぶなしめじなどと一緒に鉄板で炒め、味噌だれを絡めた逸品です。
●雪白舞のおにぎり(山ノ内米研究会)
志賀高原からのミネラル豊富な雪解け水(雪代)が流れ込み、昼夜の寒暖差が大きい特有の気候と相まって栽培され、「信州の環境にやさしい農産物」の管理基準に従い生産されたコシヒカリです。
●野沢菜油炒め(関谷醸造場)
信州と言えば野沢菜。熟成された野沢菜を細かく刻んで直火で炒めたお惣菜です。おにぎりのお供に!
●北信州のキノコ汁(JAながの志賀高原支所)
山ノ内町は、エノキダケ、ぶなしめじ、なめこ、などが特産となっています。
キノコは、和洋中すべての料理に使用できる優れもの。キノコをたっぷり使ったキノコ汁は、キノコから出るうま味が加わりおいしさUP!

●第6ポイントは、第5ポイントから1.2㌔先にある角間大橋下。

この先は、MAPによるとスイーツになるという情報が!普段から散歩もままならない私たちの足はパンパンでしたが、なぜかスイーツと聞くと「別腹」ならぬ「別足」が出てくるようで、サクサクと向かいます。
だんだんと街の方へ降りていきます。ここからの街の景色が絶景で、カメラのシャッターを何度もきってしまいました。
下って行きます!
黄色く色づいた稲穂と山々

この景色の中歩いていると、第6ポイントに到着

各ポイントにお手洗い完備
おまちかねのスイーツに突入
甘味を欲しがっていた体には最高

●温泉まんじゅう(販売:道の駅北信州やまのうち)
湯田中渋温泉郷には5軒の温泉まんじゅう製造元があり「道の駅北信州やまのうち」には各店の味がずらっと勢ぞろいしており、まさに温泉まんじゅうパラダイス。今回はホカホカの温泉まんじゅうと冷やした温泉まんじゅうを用意いただいており、どちらかを選ぶことができました!

●第7ポイントは、第6ポイントから1.2㌔先にある湯ノ原公会堂。

甘味を蓄えた体は元気十分、あと1ポイントをクリアすればゴールということもあり、私たちも感無量の気持ちで出発です!!ここからの景色がまたまた絶景で、第6ポイントから第7ポイントまでは景色に癒されて楽しく歩くことができました。
いつまでも眺めていられる景色です
あと1ポイント!楽しくウォーキング!!

ついに!第7ポイント、最終ポイントに到着です。

達成感!!
サンふじミルク・サンふじのアイス

●ふるべるアイスカップ(販売:道の駅北信州やまのうち)
(株)熊谷青果市場が農商工連携の取組みの一環として開発。青果市場ならではの「安心・安全・鮮度」を活かした商品で、志賀高原産の「サンふじ」を使用しています。合成着色料や香料等は使用しておらず、子どもから大人まで素材本来の味が楽しめます。

全ポイントクリアしたらGOALのやまびこ広場屋内ゲートボール場に!!

GOALは15時30分まで!残り0.9㌔頑張ります!

スタート前から、オフィスワークの私たちにとって1日に約8㌔も歩けるのかとても心配でした。しかし、最終地点までクリアできたのも、地元の皆さまの支えのお陰であること、またこの都内では味わうことが出来ない景色と空気に包まれながらのウォーキングは私たちの足を一歩、二歩と進めてくれました。地元のみなさま、この自然に感謝と一歩一歩進めていくうちに、なんとGOALまでたどり着けました!!

GOALサービス!!

●川中島白桃(山ノ内町産)
標高2,000mの志賀高原から流れ出る清らかな水と澄んだ空気。昼夜の寒暖差が大きく恵まれた自然条件の中で、丹精込めて生産される山ノ内町産の桃は特に近年人気が高く、その美味しさやリーズナブルなお値段から、全国から注目されています。今回は桃の代表格「川中島白桃」をまるかじり。川中島合戦で有名な長野市川中島で生まれた長野県を代表する白桃系の品種。
●プルーン(山ノ内町産)
地元ではプルーンを生食で楽しみます。今回は「トレジディ」という品種。果肉は黄褐色で果汁が多く、食味の良い品種。
山ノ内町の暑さは都内と比べると体感気温は変わりませんでしたが、この日の天気は心地よい風と湿気がなくとても快適で、自分達のペースでウォーキングをすることができました。普段あまり歩かないから心配だな、でも地元の方々と交流してみたい、一味違った旅がしたいという方にはおススメの体験だと思います。
私たちも今度の旅行は、このONSEN・ガストロノミーウォーキングに合わせていくのもいいねと!

汗だくだくで、GOALした後は!!お楽しみの・・・

日帰り温泉チケットで満喫

湯田中渋温泉郷は9つの温泉地からなる温泉リゾートです。町内の協賛旅館・日帰り入浴施設で、イベント終了後1か月以内使用できる「日帰り入浴券」がお一人さま1枚配布されました。私たちは早速日帰り温泉へ!

「春欄の宿さかえや」さんへ

外観
内観もとても綺麗
外観、内観が綺麗なのは写真の通りですが、お風呂は清潔感がありとても安心して入浴することができました。こちらのお宿の温泉は、100%天然温泉。地獄谷の鉄分の強い茶褐色の温泉ともうひとつは硫黄など多数の鉱物を含んだ源泉温度九十八度の自噴泉をブレンドした特徴のある温泉の泉質は、入った瞬間に温泉が体を包み込み、肌はツルツルすべすべ、そして約8㌔歩いた体を癒してくれました。このONSEN・ガストロノミーウォーキングは、最初から最後まで湯田中渋温泉郷をまるごと楽しめ、子供から大人まで幅広い年代の方に受け入れられるイベントでした。
是非、みなさまも参加してみてくださいね!!
ONSEN・ガストロノミーウォーキング公式サイト
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