関ケ原合戦の中でも激戦が繰り広げられた決戦の地【関ケ原古戦場】

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写真提供:岐阜県観光連盟
笹尾山を背に、現在は田園の広がる中ほどに、かの有名な天下分け目の関ケ原の戦いの「決戦地」があります。石碑が建てられ、徳川家・石田家の家紋入りの旗が並び、休憩所も用意されています。

安土桃山時代の慶長5年(1600年)9月15日、徳川家康の率いる東軍と石田三成の率いる西軍が、美濃国不破郡関ヶ原を主戦場として天下を争って激突したのが「天下分け目の関ケ原」ですが、この決戦地は東軍諸隊が三成の首級を狙って、最大級の激戦が繰り広げられた場所といわれています。そう考えると、のどかな風景の見え方が変わってくる気がしますね。
決戦地北西に位置する笹尾山は、西軍の指揮を執った石田三成が陣を布いた場所です。麓には合戦時に敵からの攻撃を防ぐために設置された馬防柵が復元され、山頂には「石田三成陣跡」の石碑が置かれています。

他にも、JR関ケ原駅から徒歩約8分の陣場野公園と呼ばれる緑豊かな場所にある「徳川家康最後陣跡」や、東軍の松平・井伊隊が最初の攻撃を西軍・宇喜多隊にしかけ、関ケ原合戦の火蓋が切られた「開戦地」、黒田・竹中両軍の陣跡であり、この場所から開戦の烽火が上がったとされる「岡山(丸山)烽火場」、木々に囲まれた道を抜けた先にひっそりと建てられた「大谷吉継の墓」など、関ケ原には見所がいっぱい。ゆっくり歩いて見てまわるのもいいですが、点在する古戦場めぐりにはレンタサイクルが便利です。「決戦コース」「天下取りコース」「西軍大好きコース」「東軍大好きコース」など散策のモデルコースもたくさんあるので、気になる方は関ケ原観光ガイドのホームページをご確認ください。
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2022年10月15日(土)~16日(日)には、全国から戦国ファン・関ケ原ファンが集結する関ケ原町最大の戦国イベント「関ケ原合戦祭り」が3年ぶりに開催されます。関ケ原合戦を再現した迫力の「関ケ原合戦絵巻」や「鉄砲隊演武」などは必見です!
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