新潟五大ラーメンのひとつ「燕背脂ラーメン」

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産業から生まれた燕のご当地グルメ、「背脂ラーメン」で食欲全開!!

産業とともに歩んだ唯一無二のソウルフード、ご当地グルメここにあり!

ラーメンと言えば「醤油」や「味噌」、「豚骨」に「塩」・・・たくさんの種類と味がありますよね。皆さんはどんなラーメンが好きですか?
広い面積を誇る新潟県には「新潟五大ラーメン」と呼ばれている、「長岡生姜(しょうが)醤油」「燕背脂」「新潟濃厚味噌」「新潟あっさり醤油」「三条カレー」があり、それぞれの地域で特色のあるラーメンが楽しめます!
その中のひとつ、洋食器のまちとして知られている燕市にはソウルフード「燕背脂ラーメン」があり、昭和30年代の高度成長期の頃は輸出用の金属洋食器の製造で忙しい工場から一日800杯くらいの注文があったそうです。

歴史と洋食器産業のなかで誕生したラーメン

金属加工産業で有名な燕市では、昭和初期の頃から金属洋食器製造が大変盛んで、職人たちは夜遅くまで働いていました。
忙しさから出前のラーメンをすぐに食べられないことも多かったと言います。
そんな職人たちのため、地元ラーメン店で考案されたのが「腹もちが良い、濃厚で冷めにくい背脂ラーメン」。
伸びにくい麺とコクのある醤油味、丼から湯気が上がらないほどたっぷり背脂をのせたラーメンは、燕の職人やまちの人たちに愛され、親しまれてきました。
背脂ラーメンは、市内の至る所で味わうことができます。

気になる特徴は?

煮干しが効いたしょうゆ味のしょっぱいスープに背脂を振りかけ、麺はうどんのように太い極太麺、具材はチャーシュー、メンマ、そして大きめに刻まれた玉ねぎをトッピング。
煮干しの出汁が入ることでコッテリ感が見事に中和され、玉ねぎが口の中をサッパリさせてくれる、クドさを感じさせないスープも燕背脂ならではです!

燕市には燕背脂ラーメンが食べられるお店がいくつもありますので、店舗情報は二次元バーコードを読み取って「燕背脂ラーメンMAP」から確認できます。

2022年3月、文化庁「未来の100年フード部門 ~目指せ、100年!~」に認定!

燕の背脂ラーメンが金属加工産業の発展とともに誕生した食文化として、文化庁の「未来の100年フード部門 ~目指せ、100年!~」に認定されました。この事業は、文化庁が国内の自然風土や歴史に根差した多様な地域独特の食文化を「100年フード」として認定することで、各地域がそれぞれの食文化を発信し、未来に向けて継承していくことを目的としています。
燕背脂ラーメンについて詳しくはこちら
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