飛騨地方のお湯比べ!泉質の異なる温泉を楽しもう

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写真提供:岐阜県観光連盟
高山市、飛騨市、下呂市、白川村の3市1村からなる「飛騨地方」。
険しい山々に囲まれ、日本のほぼ中心に位置するため、古来、東西南北の文化が留まり混ざり合い、大自然の恵みや伝統文化が今でも大切に守り受け継がれている地域です。昔から伝わる文化と当時の面影を色濃く宿す風景や町並が数多く残されており、「日本三名泉のひとつ」と称された下呂温泉や、豊富な湯量を誇る奥飛騨温泉郷など魅力的な温泉地が多いエリアでもあります。

ただ、飛騨地方ってとっても広いんですよね……高山市だけでも日本一面積が大きい市なので、その広さは東京都と同じくらい。1つの市が首都とほぼ同じなんて驚きです。その上に飛騨市や下呂市、白川村まで含めると結構な移動距離があるので、飛騨地方のいろいろな観光地を周遊しようと計画すると1日ではなかなかまわりきれません。せっかく飛騨に行くなら、旅の拠点としてホテルや旅館に泊まってゆっくり観光することをおすすめします。

そこで、皆さんは宿を選ぶ時はどんなポイントを重視しますか?旅の目的地へのアクセスの良さや、和室や洋室などの部屋タイプ、お食事の内容など選定の理由は人によってさまざまだと思いますが、今回は飛騨地方にある主な温泉の泉質の違いについてご紹介します!

下呂温泉

群馬県の草津温泉、兵庫県の有馬温泉と並び「日本三名泉のひとつ」と称された天下の名泉です。その泉質は「アルカリ性単純泉」でお湯は無色透明。ほんのりとした湯の香りがあり、なめらかな肌触りで、ph値が9.2と非常に高いことから入浴すると肌がつるつるすべすべになる「美人の湯」としても人気です。(phが高いほど肌の角質を落とす効果があるといわれています)効能として筋肉や関節の慢性的な痛み(変形性関節症、腰痛、神経痛など)や疲労回復など、美容や健康づくりに優れた効果があります。
水明館 野天風呂(イメージ)
水明館には屋内「温泉」プールもあります!

飛騨高山温泉

歴史ある飛騨高山ですが、最初の源泉が湧きだしたのは1989年(平成元年)と新興の温泉地です。、2番目の源泉が1993年(平成5年)に掘り当てられ、これら2つをあわせて飛騨高山温泉と名付けられました。一部のホテルや旅館は自家源泉もあり、それを含めると源泉は9か所になります。主な泉質は「単純泉」と「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」。塩化物泉は飛騨地方では珍しく、無色透明でわずかな塩分を含む泉質はよく身体が温まり、神経痛や筋肉痛、冷え性、疲労回復などの効果が期待できます。
ひだホテルプラザ 天望大浴場(イメージ)

奥飛騨温泉郷

平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地をあわせて奥飛騨温泉郷といいます。100を超す源泉から湧きだす温泉湧出量毎分37,000ℓと国内第3位の湯量を誇ります。代表する泉質は4つあり、無色透明な「単純泉」、温泉地特有の硫黄のにおいがする「硫黄泉」、美肌の湯と言われる「炭酸水素塩泉」、保温効果の高い「塩化物泉」。色も無色透明から茶褐色、白濁、鶯色など泉質の違いだけでなく温泉の色も楽しむことができます。たとえば「硫黄泉」は殺菌効果が高いため、慢性皮膚病に効果があり、他にも慢性婦人病や高血圧、糖尿病などに効果があるとされています。
新穂高温泉 ホテル穂高 露天風呂(イメージ)
平湯温泉 深山桜庵 露天風呂(イメージ)
いかがでしたか?次に飛騨地方を訪れた際にはぜひ異なる泉質を温泉に浸かり、自分好みのお湯を見つけてみてください!
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