香箱ガニを買って、茹でて、捌いてみました!

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地元で人気の「香箱ガニ」って?

石川県で獲れる雌のズワイガニのことを「香箱ガニ」と言います(福井県では、「セイコガニ」と呼びます)。雄のズワイガニの漁期は11月6日から翌年3月20日迄ですが、産卵する雌の保護を目的に、香箱ガニは12月末までと期間が短く、貴重な食材のひとつにあげられます。
茶色の外子と呼ばれるつぶつぶのたまご、みその部分でもあるオレンジ色の内子を持っており、食感も楽しむことができ、味わいは濃厚です。地元での人気が高く、漁期も短いため、あまり県外には出回らずに地元で消費されることが多い貴重な食材です。

地元ではスーパーにも並ぶほど身近!

石川県内では、市場ではもちろんのこと、スーパーの鮮魚コーナーでも買うことができるほど身近です。値段は年や販売場所、カニの大きさによって異なりますが、1000~2000円くらいで買うことができ、中には1000円以下のものも見かけました。安価で手軽に買うことができるのも、香箱がにの魅力です!

実際に家で茹でて、捌いてみました!

とはいえ、かにを家で食べるのってなかなかハードルが高いですよね。石川県に来て初めて香箱ガニを知った私は、家の鍋で茹でられるの?何も道具はないけれど、捌けるの…?と見かけるたびに疑問に思っていました。しかし、「金沢港いきいき魚市」にて聞いてみると、「家にある一番大きな鍋に海水より薄目の塩水を作って、20分くらい茹でれば大丈夫」と教えていただいたので、生の香箱がにを買って、挑戦することに!
おすすめを選んでもらって、氷と一緒にもらいました!説明書きもつけてくれたので安心!
いざ、教えていただいた通りに茹でてみると……
きれいに赤くなりました!(まな板が小さいので)大きくみえるかもしれませんが…
手のひらと比べるとこんな感じ。とても小ぶりです。
捌くのは、調べてみると普通の包丁とすりこ木でできるとのこと。YouTubeを参考にしながら、捌いてみました。外子は手で外し、足の身はすりこ木で押し出していきます。

完成です!

綺麗に並べて完成です!捌くのにかかった時間は30分程度。すりこ木で身をだす作業が少し力が必要で大変でしたが、それ以外は手で外したり、包丁で切ったりして、捌くことができました。塩水で茹でただけですが、味もしっかり、それぞれの部位の旨味の違いも感じることができ、大満足でした!
市場などではすぐに食べれるよう、捌かれた状態のものが売っていたり、居酒屋やおでん屋、洋食レストランなどでも香箱ガニの料理を味わうことができるなど、持って帰ることが難しくても、さまざまな場所で楽しむことができます。残念ながら、香箱ガニの漁期は12月末であとわずかとなってしまいましたが、ぜひ冬のこの季節に合わせて味わいにきてくださいね!
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