水戸の春は梅の花から!【2023年水戸の梅まつり開催】

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120回以上の歴史をもつ「水戸の梅まつり」。今年は令和5年2月11日~3月19日に開催されます。会場となるのは偕楽園と弘道館。偕楽園は、金沢の兼六園・岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつに数えられています。園内には約100品種3,000本もの梅が、可憐に咲き競います。 様々な品種があるため、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長期間にわたり観梅を楽しむことができるのも魅力です。

梅の名園 偕楽園

好文亭を望む

偕楽園は、天保13(1842)年7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により造られました。「偕楽園」という名は、「古の人は民と偕に楽しむ、故に能く楽しむなり」という中国の古典『孟子』の一節から名づけられており、「領民と偕に楽しむ」場にしたいという斉昭公の強い想いが感じられます。造園に際し、斉昭公は自らその構想を練り、藩校弘道館を勉学・修行の場、偕楽園を休息の場として、互いに対をなす一体の施設として設計したとされ、また園内に別邸として建てられた「好文亭」も、その建設位置から意匠に至るまで、斉昭公が自ら定めたと言われています。2月中旬から3月にかけての「水戸の梅まつり」を皮切りに、桜、つつじ、秋には萩、初冬には二季咲桜と、花々が季節を届けてくれます。

日本最大級の藩校 弘道館

正庁と梅

水戸藩の藩校として、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により天保12(1841)年8月に創設されたもので、当時の藩校としては日本最大規模を誇りました。藩士に文武両道の修練を積ませようと、儒学・国学や武術をはじめ、医学・天文学・蘭学など幅広い学問を採り入れた、いわば総合大学というべきものでした。第15代将軍となった徳川慶喜公も、父斉昭公の厳しい教育方針を受け、5歳の時から弘道館において英才教育を受けました。慶応3(1867)年の大政奉還の後、慶喜公が謹慎した至善堂(しぜんどう)が今も残っています。           
弘道館は国の特別史跡になっており、幾度の戦火を免れた正庁・至善堂・正門の3か所は重要文化財に指定されています。また、敷地には約60品種800本の梅が植えられており、偕楽園とともに梅の名所となっています。

水戸の梅まつりの情報
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写真提供:一般社団法人水戸観光コンベンション協会
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