【ランチ】敦賀駅前おすすめのお寿司屋さん【丸勘】

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福井の“魚”どこで食べよう?

美食の宝庫福井県。福井県に来たら絶対に食べておきたいのが“地元の海の幸”ですよね。本記事では敦賀駅から徒歩約11分の場所にあるお寿司屋さん『丸勘』を紹介します!

おまかせを注文!

その日その時の旬のネタを提供しているので特にメニューはありません。『おまかせ』も出来ますよとのことだったので、その日のおまかせで握ってもらいました。醬油等はあらかじめ最適な量味が付いた状態でお寿司が提供されます。
ここにお寿司が置かれる。

この日のおまかせは…!

取材当日(2023年2月14日)のおまかせ握りのラインナップを紹介します♪
一番最初に握っていただいたのは『やりいか』です。細かく包丁が入っており、甘くねっとりとした食感を楽しめます。トロなどを食べたときに『とろける〜』と表現することはありますが、丸勘のお寿司はイカもとろけます…。イカじゃないみたい…。
続いて『ひらめ』。冬はひらめが最も美味しい季節ともいわれています。この日のひらめも肉厚で脂がのっていました。
『こちら、モサエビです。』と紹介されたのですが『モサエビ…?とは…?』と不思議な顔をしていると『金沢の“ガスエビ”と同じです。』と説明してくれました。モサエビ(ガスエビ)は、山陰地方ではドロエビとも呼ばれ、その名の通り少し茶色っぽい色をした海老のことです。甘エビと比べると色も悪いので、元々は県外へ流通させず地元で食べていたエビなんだとか。しかし最近はそのねっとりとした甘み、深い味わいが一般的に知られるようになり甘エビよりも高値がつくエビとなりました。
福井県の若狭・小浜地方に伝わる郷土料理に『小鯛ささ漬』というものがあります。若狭湾周辺で水揚げされた連子鯛を三枚におろし、酢で締めてから杉の木で作られた樽に詰めたものです。連子鯛を初めてお寿司で食べましたが弾力があって美味しかったです。そして見た目も美しい!
続いて赤身!『メジマグロ』と呼ばれる本マグロの幼魚です。赤身ですがトロと赤身の中間のような味わいでした。
続いて『アジ』。アジの旬と言えば夏場のイメージがありますが、冬も美味しいんです。かなり肉厚でした。こんなに厚みのあるアジは中々お目にかかれません。
続いてウマヅラハギです!カワハギの一種です。通年を通して釣れますが冬のウマヅラハギは肝が大きいのがポイント!こちらのお寿司にもネタとしゃりの間に濃厚な肝が挟まっていました!
お次は『甘鯛』。若狭地方では『ぐじ』とも呼ばれています。甘鯛という名の通り、その身は甘味があり白身魚という淡白な中にも、深い味わいのあるお魚です。
続いて『あなご』。こちらは蒸されており、ふわっふわの食感です。これまで食べてきたあなごと何かが違う…。口の中に入れた瞬間、ネタがホロホロと崩れるような、風船のように膨らむような、形容しがたいふわふわ感でした!
10貫目はヤリイカの耳、通称『エンペラー』です。コリコリとした弾力のある食感ですが包丁で切れ目を入れているので嚙み切りやすく食べやすい!
お寿司が10貫でてきたところで、まぐろのたたきの巻物が出てきました。既に最高に美味しいお寿司をいただいているので満足感はあるものの、この時間がもう終わってしまうのかと思うと少し寂しい気持ちです…。

まだ終わらなかった

ウニ!『福井で獲れたものじゃないけど…』とおっしゃる店主。地のものにこだわっているからこそ、『近海で水揚げされていないもの』についてはその都度説明しているそうです。
続いて『これは福井で獲れたやつだよ。』と出されたのは『のど黒』。『炙ってあるんですね!』と尋ねると『のど黒は焼いたり、煮たり、火を通した方が美味い。寿司も炙りの方が美味いよ。』とのこと!店主がおっしゃる通り、炙ることによってのどぐろのポテンシャルを最大限引き出しているように感じました!
最後は脂がキラキラと輝いているトロで、『おまかせ握り』が終了です。この日は全14貫。福井・若狭、北陸近海の地魚を沢山使ったラインナップで、お値段税込み4400円でした!(価格は取材当時※2023年2月14日時点の情報です。)

予約がおすすめ

北陸編集部は平日の開店直後(12時)に伺い、ギリギリ座ることができました。(後は13時頃に予約のお客さんでいっぱいとのこと)。ご来店の際は電話でのご予約をおすすめします♪気さくな大将との会話を楽しみながら、福井の地魚を美味しいお寿司でご賞味ください!
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