【イベントは終了しました】成田空港の近くで古代にタイムスリップ!!【第38回芝山はにわ祭】2023年11月12日(日)開催

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写真提供:芝山町産業振興課

時を超えてよみがえる古代人による祭礼

千葉県の北西部、成田空港に隣接する芝山町は、芝山古墳群の発掘調査により多くのはにわが出土したため「はにわの町」として知られています。町内各地や町を通る芝山はにわ道沿いには、多くのはにわ像があります。

芝山町では例年11月第二日曜日に町をあげて「芝山はにわ祭」が開催されていたものの、ここ数年は新型コロナウィルスの影響で中止や縮小開催となっていました。しかし今年は待望の通常開催となり11月12日に芝山公園や芝山仁王尊 観音教寺を中心に開催されます。
降臨の儀の様子。画像提供:芝山町産業振興課
祭りは国指定の史跡にもなっている芝山古墳群の殿塚・姫塚から始まります。
古代における地方の長である国造(くにのみやつこ)を中心に、地元の小・中学生などが魔除けのための赤い色を顔に塗り、華やかな衣装を身にまとって古代人に扮して芝山町に降臨し「降臨の儀」を行います。降臨した国造から現代人にご託宣が読み上げられ、現代人の代表である町長は「ひとにやさしく住みやすい町を共に創ること」を約束します。
古代人に扮した小・中学生。画像提供:芝山町産業振興課

芝山公園から芝山仁王尊 観音教寺まで古代人がパレード

芝山仁王尊 観音教寺では、古代人と現代人が交歓するための儀式「交歓の儀」が行われます。僧侶による読経と声明(仏教音楽)による盛大な法要が執り行われ、蓮の花びらを模したものを撒いて古代人と現代人が心を通わせます。その後、古代人は芝山仁王尊 観音教寺から芝山公園まで行列をなして移動します。その一行は周辺の風景ともマッチしており、まるで古代へタイムスリップしたような気分を味わえるのも見どころの一つです。
画像提供:芝山町産業振興課

芝山古墳・はにわ博物館でさらに古代に浸ろう

芝山公園では古代人を歓迎するために「歓迎の儀」が行われます。芝山町民が感謝と尊敬の意を込めて郷土芸能や現代舞踊などを披露します。
そして芝山はにわ祭のために降臨した古代人も、祭りの終了とともに天上に帰って行きます。かがり火が焚かれる中、道中案寧(あんねい)を祈る祭文が読み上げられ、古代人と現代人との別れの挨拶が交わされます。

時空を超えてよみがえる古代人を間近でみられ、古代の素晴らしさを再認識できるお祭りは一見の価値ありです。
隣接の芝山古墳・はにわ博物館では芝山町や千葉県内から出土したはにわや考古遺物が多数展示されていますので、はにわ好きはもちろん、古墳好きや歴史好きな人には見逃せない場所でもあります。
芝山町のゆるキャラ「しばっこくん」  画像提供:芝山町産業振興課

楽しいイベントも盛りだくさん

また芝山公園では青空市、植木市、模擬店やミニ動物園、ステージショーが開かれます。同時に開催される商工まつりではスタンプ福引大会、ウルトラクイズ、大もち投げ大会など一日中楽しめるイベントが満載です。そしてこの日は芝山町のゆるキャラ「しばっこくん」のお誕生日!お誕生日会も開催される予定です。この機会に芝山町へ出かけてみてはいかがでしょうか。
芝山町ホームページ
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