新潟駅のお土産といえば笹だんご!おすすめのお店紹介

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画像提供:田中屋本店

笹だんごの紹介

新潟の土産物や贈答用として喜ばれている商品のひとつに、ふっくらと甘く懐かしく、米どころ新潟が生んだ名物「笹だんご」があります。
笹だんごは、笹の葉に包んでスゲなどの紐で結んだ俵型のお団子のことです。


笹だんごは、およそ400 年~500年前から新潟の中越・下越地方で食べられており、笹には殺菌作用があることから戦国時代の携行保存食とされ「上杉謙信が携帯食にしていた」と言われています。また、厳しい年貢の取り立てに苦しんだ農民が、わずかに残った米を美味しく食べ繋ぐように工夫して作った知恵から生まれた諸説もあります。

今ではあんを包んだ和菓子として知られていますが、昔はきんぴらごぼうや海藻の煮つけなど、家庭のおかずを入れて主食の役割を担っていたとも言われています。
今でもお祭りや行事ごとがある際に一般家庭でも作られている風習があります。

新潟駅構内で笹だんごを買う場合、お土産売り場やコンコース等で出店していている店舗があり、どのお店で買うか悩んじゃいますよね。

「駅ビルCoCoLo新潟」で笹だんごを買う方必見!!
新潟駅構内にあるお店を一挙ご紹介いたします。
田中屋本店 新潟駅ビルCoCoLo店
画像提供:田中屋本店

まず、新潟市内でも多数の店舗を構える、「田中屋本店」です。

”田中屋本店 新潟駅ビルCoCoLo店”では、つぶあん・こしあんを常備していて1個単位から購入できます。それ以外の餡(茶豆、きんぴら、あらめ)は予約のみで5個単位での販売となります。品切れの場合もあるので営業時間早目がおすすめです。


購入場所:CoCoLo南館(3階)
にいがた銘店街

新潟森林農園

つづいて、農家の手作り笹だんご「新潟森林(もりばやし)農園」です。

新潟森林農園は完全自家製で、自社農園で栽培したお米をスタッフが手作りしているくらいこだわりがあります。
お米の素材をいかした笹だんごは、濃厚なよもぎ餅の香りが楽しめ、甘さ控えめなのも特徴です。ここの人気NO.1はつぶあんで常時販売しており、こしあんは要予約です。
他店とは違う農家直送の味に出会えるかもしれません。店舗目印はタマ公像の並びです!!


購入場所:新潟駅新幹線東口改札前

他にもこんなお店があります!!

CoCoLo西館 ぽんしゅ館 新潟驛店
画像提供:ぽんしゅ館 新潟驛店

そして、「新潟駅CoCoLo西館・西N+」の土産売り場には「越後獅子のさかたや」があります。
ずっと変わらず、ひとつひとつ心を込めて作っているので、どこかなつかしくいつもおいしい。特徴はだんご生地はやわらかく、甘さ控えめのあんこがたっぷり入っています。
つぶあんとこしあんの2種類を常時販売しています。
週末は品切れの場合もあるので営業時間早目がおすすめです。


購入場所:CoCoLo西館 ぽんしゅ館 新潟驛店
     CoCoLo西N+ぽんしゅ館コンプレックス内

新潟駅CoCoLo西N+(催事)

他にも、金・土・日の週末限定で新潟駅新幹線西改札の正面付近で販売する、老舗餅菓子店「高田屋」があります。定番のこしあん・つぶあんの他、珍しい味の笹だんごが販売されています。
餡のバリエーション豊富なのも魅力のひとつ。色々な味の笹だんごを味わってみたい方へおすすめです。


購入場所:新潟駅CoCoLo西N+(催事)

このように「笹だんご」を取り扱っている販売店が数多くあり、主に和菓子店や土産店で販売しています。
各地域や和菓子店では、笹だんごづくり体験を行っているところもあります。

新潟駅から近くのところにある「田中屋本店」には、種類豊富な笹だんごの販売の他、講座体験工房が備わっている施設があります。
ここからは、更に足を延ばし田中屋本店を深堀していきたいと思います。

田中屋本店とは

田中屋本店は昭和6年に創業し、古町で「田中饅頭屋」として始まりました。
現在の3代目になってからお米に特化した物の中でも新潟ならではの笹団子に力を入れ、地域一番店を目指してきました。
そして平成19年に笹だんごを見て、作って、味わうことのできる体験型の店舗・工房として「田中屋本店みなと工房」が開設されました。

笹だんごのすべてを体感できる施設「田中屋本店みなと工房」

田中屋本店みなと工房は、店舗と製造工場を兼ねており、1Fは店舗と工場、2Fは笹だんご講座開催のセミナールーム(通常はフリースペース)がある笹だんごのすべてを体感できる施設なんです!


目の前には信濃川と朱鷺メッセ、近くには新潟の歴史と文化を学べる新潟市歴史博物館「みなとぴあ」があるので新潟観光にも便利です。

実際の笹巻き作業を見学しながら出来立ての笹だんごを購入できます!

田中屋本店みなと工房では、笹だんごの製造工場が店舗から見えるように配置されており、実際の笹巻き作業を見学しながら出来立ての笹だんごを購入できるんですよ!

また、笹だんごの種類も豊富で定番の「つぶあん」と「こしあん」の他、新潟県黒埼茶豆を使用した「茶豆笹だんご」、手作りきんぴらごぼうが入った「きんぴら笹だんご」、海草のあらめに胡桃やヒジキを加えて甘辛く煮付けた惣菜入の「あらめ笹だんご」の5種類あります!

「田中屋本店みなと工房」では、各種常備していて1個から購入できます。


笹だんごの他にも栗大福や豆入福餅など米どころ新潟にふさわしい餅菓子を中心とした季節の和菓子、お赤飯や各種おにぎりなど様々な商品が並びます。
笹巻き作業の様子
商品一例
どれも美味しそうで迷ってしまいますね!
また、和のテイストを取り入れた手づくりソフトクリームはみなと工房限定です!

お買い上げ商品は、新潟みなとを一望できる2F開放スペースで食べられます♪
ぜひ、笹だんごとあわせてご賞味ください。

※笹だんごは各種品切れの場合もございますので、ご来店の前に直接店舗にお問い合わせください。
田中屋本店みなと工房限定のソフトクリーム
開放スペース
田中屋本店 みなと工房の詳細はこちら

笹だんご作りが体験できるのはここだけ!

田中屋本店みなと工房には、笹だんご作りを体験できる「笹だんご講座」があるんです。
この講座は新潟の食文化、名産品である笹だんごを長く残していきたいという思いから始められて、今年で17年目になります。
受けられる講座は3種類あります。
A講座・・・笹だんご作りを生地作りから笹巻きまで体験とお話し(2時間)
B講座・・・笹だんご作りの笹巻体験とお話し(1時間)
C講座・・・笹だんごのお話し(1時間)

今回は一番人気のB講座を体験しました!

~笹だんごができるまで~

材料は笹、イグサ、よもぎ団子です。
B講座では笹だんごを5つ作る体験できます。

講師の先生から笹の巻き方のお話を聞いてから、さっそく体験スタートです。
3枚の笹でよもぎ団子を包みこみ、イグサで俵型に縛るという流れを実際にやってみました。

形を整えながらイグサを縛るのが難しく、四苦八苦していたところを先生に手伝っていただきながらなんとか完成!
力加減が難しく、記念すべき1つ目の笹だんごは残念な形になりましたが、イグサの巻き方や位置を意識することで、みるみる上達していきました。
5つ作るのに約40分かかりました。

出来上がった笹団子を蒸し器に入れ、20分蒸します。
蒸すことで団子の温度は約100度まで上がり、滅菌状態になるそうです。笹には防腐と殺菌作用があり、日持ちがするため昔は保存食として新潟県内の各家庭で作られていたそうです。

出来立ての笹団子が完成!

笹を剥いてみると、よもぎの良い香りが広がります。
蒸したばかりの笹だんごはもちもちで、中のあんこもとろとろ!
これまで食べた笹だんごのなかでも、格別に美味しかったです。


新潟旅行の思い出に、ここでしかできない体験をしてみませんか?

今回は田中屋本店みなと工房支配人の田中幸江様に講師をしていただきました。

笹だんご講座は完全予約制のため、ご希望の方は前日の午前中までにお電話にてお問い合わせください。

【笹だんご講座】
電話番号:025-225-8822
受付時間:9:00~18:00
受付人数:5名様から
参加費 :A講座・B講座 1,650円(材料費・消費税込)

笹だんご講座の詳細はこちら
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