<ツアーレポート>8/19 全国地ビールフェスティバルと美味しい気仙沼2日間
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全国地ビールフェスティバルと美味しい気仙沼2日間
参加者には、全国地ビールフェスティバル、JR大船渡線の車窓からの眺め、気仙沼市内観光を楽しんでいただきました。
実際に楽しんだ様子をレポートします!
~1日目~
第25回&第26回全国地ビールフェスティバル in 一関
開催日:2023年8月18日〜8月20日
場 所:一関文化センター前広場および一関図書館1階駐車場
待ちに待った全国地ビールフェスティバル!
4年ぶりの会場での通常開催です。
今年は、なんと全国から55社のブルワー自慢のビールが集結。地元の美味しいおつまみと一緒に楽しめるんです。
ビール好きには、もうたまらないイベントです。
ちなみに、一昨年まではコロナ禍でオンラインでの開催、昨年は開催予定でしたが新型コロナウイルス感染拡大の影響で翌年に延期となりました。
昨年開催直前での延期決定は、主催者や出店者の方も相当悔しい思いをされたと思います。「“第25回&第26回”というタイトルは、そんな想いも込められているのかな」と思いながらコロナ前の状態に戻ったイベント会場の盛り上がりを眺めていると、同じ岩手県民としてこみ上げてくるものがありました。
今回、モニターツアーとして訪れたこともあり、イベントスタッフの方にお出迎えをいただきました。中央の女性が被っている生ビールのハット、とても可愛かったです!
会場内は“激熱”でした。
さすが、4年ぶりの開催。
天気は良好、そして真夏日。暑いからこそビールがますます美味しい!
出店者、参加者、主催者、みんなが活気にあふれ、笑顔が弾けていました。
1時間に1度行われる“乾杯タイム”。
主催者の計らいで、特別にモニターツアー参加者枠も設けていただきました。
参加者の中から4名の方が代表でステージへ。
来場者と一体となって、“かんぱ~い!”
会場を盛り上げていただきました。
こんなグッズもありました。
オリジナルのリユースカップ。
このカップ1つで、イベント感が一層増します。
来年訪れた際には、ぜひお試しください。
JR大船渡線で気仙沼市へ移動
実際に乗車いただくことで、ローカル線の魅力を体感いただきました!
こちらは一ノ関駅の様子です。
LED時刻表では2両編成ということがわかります。アナログ時刻表ではオレンジがJR大船渡線の時刻表です。本数の少なさがまさにローカル線。首都圏の列車と違い、いつでも乗れるわけではありません。ポジティブに表現すると、希少価値の高い列車。一度は乗ってみる価値、あります!
ボックスシートなので数名の旅行にぴったり。会話も弾み、乗車時間の約1時間30分はあっと言う間ですね。
車窓、進行方向に見えてくるのは木に囲まれた一本道。途中にある、電車の天井まで覆うような高い木は、まるで秘密のトンネルのようでした。これもまた、ローカル線ならではの風景かもしれません。
また、秘境駅と言っても過言ではない駅もたくさんありますので、駅そのものに興味のある方にとって魅力に溢れる路線です。
気仙沼駅到着時、サプライズがありました。
ツアー情報を知った駅社員が、大漁旗を振ってお出迎えしてくれたのです!
これにはツアー参加者もビックリ。
駅社員さん、粋な計らいありがとうございました!
気仙沼市内観光
1日目の最後は気仙沼市内 内湾エリアの街歩き。ガイドさんと共に市内を散策。「海と生きる」ことの豊かさと厳しさをお話いただきました。特に東日本大震災の爪痕を通じて被災当時状況(津波の到達点、対岸で発生した火事など)、被災直後の状況、復旧から復興までの道のり。地元の方の生の声は、テレビのニュースで聞くものとは異なり、心まで響きました。
気仙沼を訪れた際にはガイド付きの街歩きをお勧めします。
この話を聞くことで、災害に対する意識を持っていただきたい。そして、その意識が被災者支援の意識に変わり、助け合いの輪が広がるよう願っています。
~2日目~
2日目も気仙沼市内観光からスタート!
魚市場は訪問日お休みということで、水揚げや入札の風景を見ることはできませんでしたが、同じ建物の2階にある2「水産情報等発信施設」には臨場感あふれる三面スクリーンシアターで水揚げの他水産業に関する歴史なども知ることができました。
お昼には、観光物産施設「気仙沼 海の市」内にある“いちば寿司”さんへ。新鮮な海の幸はもちろんですが、気仙沼は一味違いますよ。なんと、フカヒレが握りで登場!“これぞ気仙沼!”という特別感がありました。
午後は気仙沼大島大橋と亀山展望台にて、絶景を堪能。天気も良く、最高の景色を眺めることができました。特に気仙沼大島大橋は撮影スポットとしてお勧めです。この自然の中で白いアーチを描く橋をバックに、ぜひ記念の1枚を。
今回気仙沼を訪れるにあたり、最もご案内したかった場所「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」。
気仙沼市から多くの尊い命やこの地で暮らしていく日々、未来の希望など多くのものを奪った災害を「目に見える証」として保存しています。
施設内を歩いていると、言葉を失います。また当時の写真や映像、その後の生活に関する市民の映像を観ていると、ただただ涙が出ます。
同情などではなく、感情移入によるものでした。それだけ、被災者の言葉が心まで響いたのだと思います。
気仙沼市を訪れた際には、まず最初にこの施設を訪問することをお勧めします。この悲劇を知ったうえで市内観光をすると、どれだけ気仙沼市民が歯を食いしばって頑張ってきたのかを、感じることができると思います。
1泊2日のJR大船渡線を活用したツアー、復路は大雨の影響で電車が運休するなどのトラブルもありましたが、たくさんの“初体験”に出会うツアーとなりました。
モニターツアー参加者の感想(一部抜粋)
●60代女性・千葉県在住
たくさんの地ビールを一か所で味わうことができて、ビール好きにはありがたいことです。
●30代男性・茨城県在住
自分の被災体験と重ねながら気仙沼の被害を知ることができた。
●60代女性・山形県
気仙沼駅で大漁旗を振って歓迎して頂いたのは感激した。
●60代女性・千葉県在住
緑が美しい路線でした。
※写真はすべてイメージです。※2023年8月現在の情報です。