<ツアーレポート>10/6 栗駒山絶景紅葉と一関・気仙沼3日間
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栗駒山絶景紅葉と一関・気仙沼3日間
参加者には、厳美渓、栗駒山散策、猊鼻渓舟下り、JR大船渡線の車窓からの眺め、気仙沼市内観光を楽しんでいただきました。
実際に楽しんだ様子をレポートします!
~1日目~
■厳美渓
ちなみに、厳美渓名物「かっこうだんご」(“空飛ぶだんご” で知られています。)をご希望の方は平日がおすすめです。
訪れたのは金曜日でしたが、待ち時間も少なく購入することができました。
売り切れ次第終了、かつ不定休ですので営業日にはご注意ください。
■栗駒山紅葉散策
しかし、この夏の猛暑の影響もあり、紅葉は例年よりも遅め。「神様の絨毯」とも呼ばれる状況には一足早かったようです、
なお、訪問時は残念ながら天気に恵まれず、雨(時折大粒のひょう)が降ってくるなどあり、予定していた時間を短縮して散策しました。
散策途中には、まるでアニメの世界に飛び込んだかのような、補足狭い木のトンネル道もありました。
~2日目~
■一関市内街歩き
■三彩館ふじせい
特に印象に残っているのは、お店の“こだわり”で2つありました。1つは、毎日つきたてのお餅を提供していること。つきたてだからこそ味わえるお餅そのものの甘味、ふんわりと香るお米の匂いなど、ここだけの特別感があります。もう1つは、ずんだです。なんと、枝豆の薄皮を全て手作業で取り除いているんだそうです!これほど滑らかな舌触りのずんだは食べたことがありません。いかにこだわって、手間暇かけているかがわかる一品です。
■猊鼻渓
紅葉の色に加えて、太陽の位置によって変わる光と影のコントラスト。何度訪れても、違う表情を見せてくれます。舟には上り・下り合計で60分間乗っていますが、船頭さんのユーモアに富んだお話が楽しく、あっという間の時間に思えるほどでした。(※通常運行は90分。)
舟下りの最後は船頭さんによる「げいび追分」。渓谷内で船頭さんの歌声が響き渡ります。特筆すべきは、音の反響。まるでオペラ座のような音の響きに、参加者を驚きを隠せませんでした。
■猊鼻渓駅~JR大船渡線~気仙沼駅
猊鼻渓駅、初めて訪れると“本当にここは駅なのか?”と不安になる場所です。なぜなら、駅周辺は驚くほど駅前感が無いからです。駅前広場と思われる場所は、パッと見ほぼ公園。実際、「目の前にある駅にたどり着けるのか」と、ちょっと不安になりました。
これも地方の無人駅(およそ秘境駅)の魅力の一つなのかもしれませんね。
JR大船渡線の電車は2両。途中駅からの乗車もあり、1両に約40人がまとまって乗ることはできませんでしたが、2両に分かれることで全員が座って移動することができました。
ここでプチ情報。JR大船渡線はワンマンカーです。無人駅での乗車は先頭車両の後方のドアから、降車は先頭車両の運転席の後方にあるドアからとなります。降車時、運転士さんが精算してくれます。
~3日目~
まず初めに「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」を訪れ、当時の被災状況を知っていただいたうえで、現在の気仙沼市を観光いただきました。
この悲劇を知ったうえで市内観光をすると、どれだけ気仙沼市民が歯を食いしばって頑張ってきたのかを、感じることができると思います。
■気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
気仙沼市から多くの尊い命やこの地で暮らしていく日々、未来の希望など多くのものを奪った災害を「目に見える証」として保存しています。
最初に観る震災当時の映像や施設内各所、言葉を失います。また当時の写真や映像、その後の生活に関する市民の映像を観ていると、ただただ涙が出ます。
同情などではなく、感情移入によるものでした。それだけ、被災者の言葉が心に突き刺さったのだと思います。
■いちば寿司
また「気仙沼 海の市」にて買い物も楽しんでいただきました。
■気仙沼市の絶景エリア
■気仙沼駅~JR大船渡線~一ノ関駅
始発の気仙沼駅から乗車しました。個人の参加者も2泊3日のツアーで交流を深めているので、大船渡線のボックスシートは旅の思い出を語るには最高でした。1時間20分以上乗車するのですが、終点一ノ関駅に到着した際には「もう着いちゃった?」などの声も聞かれました。もしかしたら、ここで出会った仲間と、次の旅行の計画をしていたのかもしれませんね。
最後にプチ情報。JR大船渡線は曲がりくねった形状からドラゴンレールと呼ばれています。そのドラゴンにちなんだ竜のロゴもあるようです。訪れた際には、ぜひ探してみてください。意外と可愛いですよ。
2泊3日のJR大船渡線を活用したツアー。JR大船渡線をはじめ、一関市内のまち歩きや気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館など、たくさんの“初体験”に出会うツアーとなりました。
モニターツアー参加者の感想(一部)
●70代女性・宮木県在住
初めてのJR大船渡線利用、ローカル線の魅力を感じた。
●60代男性・東京都在住
一関市街歩きで城内をまわり、ガイドの方に歴史や偉人について話がきけたことが良かった。
●70代女性・宮城県在住
東日本大震災で大変な被害にあいましたが、人間の力のすごさにあらためて感心しました。(ここまで復興させてきたことに。)
●70代女性・東京都在住
2011年度の東日本大震災は実際見、聞くとは大違いでした。涙が止まりませんでした。ここはすべてのツアーに組み込むべきだと思います。
※写真はすべてイメージです。※2023年10月現在の情報です。