いわて三陸防災学習プログラム 事前学習 『被災当時を知り、これからの三陸を考える』

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被災当時を知り、これからの三陸を考える

本記事について

岩手県沿岸部の三陸地域全体を「防災を学習する場」として、東日本大震災の経験や教訓を活かした取組みを学ぶ施設をめぐるプログラムをご提案しています。エリアごとにコースを組んだプログラムが全部で10コースあり、各プログラムの立ち寄り先を記事にまとめています。実際に訪れる前に、ぜひ施設の概要を確認して、現地での学びにお役立てください。

三陸鉄道 震災学習列車

岩手県三陸沿岸部を走る三陸鉄道は、被災地の復興のシンボルとして2014年4月に全線運行を再開。2019年3月には、盛駅―久慈駅間163キロの路線を持つ、「リアス線」となりました。
「震災学習列車」では、三陸鉄道の列車に乗り、東日本大震災で被害を受けた沿線地域の「今」を、列車で移動しながら直接「見て」「聞いて」「感じて」防災について考えることができます。三陸鉄道社員または沿線住民が車内のガイドを務め、震災当時の様子やその後の復興の様子をパネル等を使用して分かりやすく解説します。被災状況が見える場所では、列車をいったん停車または徐行運転するため、車内から現状を知ることができます。
甫嶺(ほれい)駅~恋し浜(こいしはま)駅間を走る三陸鉄道の列車

■料金(1両、税込)※3区間同価格となります

●田野畑駅-久慈駅
●鵜住居駅-宮古駅
●盛駅-釜石駅
一般車両 50,300円 / お座敷・レトロ調車両 57,300円
※途中駅で乗車または降車する場合も一律の料金となります。
※岩手県内の利用団体が直接申し込まれる場合、岩手県の利用者補助制度をご利用になれます。料金が割引となりますのでお電話にてお問い合わせください。

■座席定員

座席数48名~57名
※車両タイプにより、座席数が異なります。
※車両タイプの指定はできません。(一般車両、あるいはお座敷・レトロ車両の指定のみとなります)

■申込方法

所定の用紙に必要事項を記入の上、FAXにてお申込みください。学生団体は利用日の2年前、一般団体は利用日の1年前から受付可能です。

■お問い合わせ先

●田野畑駅 ― 久慈駅、 鵜住居駅 ― 宮古駅区間
旅客営業部 TEL:0193-71-1170 / FAX:0193-71-1200
●盛駅 ― 釜石駅区間
大船渡派出所 TEL:0192-27-9669 / FAX:0192-27-9677
三陸鉄道 震災学習列車 詳細はこちら

釜石祈りのパーク

釜石祈りのパークは、うのすまい・トモス内にある、東日本大震災の犠牲者を慰霊、追悼するとともに、震災の教訓を後世に伝える施設です。震災で犠牲になられた方々の芳名を刻んだ芳名板を設置し、慰霊のための献花台を備えた東日本大震災慰霊碑や、震災の記憶を後世に伝えるための、鵜住居駅前地区における津波浸水高(海抜11m)を表すモニュメントがあります。
東日本大震災慰霊碑
また、あらゆる災害から未来の命を守るため、市民総意の誓いとしてつくられた「釜石市防災市民憲章」を刻んだ碑や、震災発生時、多くの方が避難し、犠牲となった鵜住居地区防災センターの跡地であることを記す碑として、防災センター跡地碑もあります。
防災市民憲章碑

いのちをつなぐ未来館

岩手県釜石市の鵜住居駅前エリアにある、うのすまい・トモス。うのすまい・トモスは、「東日本大震災の記憶や教訓を将来に伝えるとともに、生きることの大切さや素晴らしさを感じられ、憩い親しめる場」として建てられました。その中にある、いのちをつなぐ未来館は、震災の出来事や教訓とすべきことを伝えるとともに災害から未来の命を守るための防災学習を推進する施設です。

常設展示として、「鵜住居地区防災センターの出来事」や「釜石の奇跡」として知られた小中学生の避難事例である「釜石の出来事」などがある他、より深く学ぶことが出来る研修プログラムとして、釜石の防災教育のコンセプト「防災を楽しく学ぶ」に基づく体験プログラムなども充実しています。

●見学時間
9:30~17:30
冬季(11月~2月)9:30~17:00
いのちをつなぐ未来館外観
うのすまい・トモス 詳細はこちら

防災×観光アドベンチャー「あの日 大船渡からの贈り物」

東北大学みちのく震録伝と共同開発した、スマートフォンを用いて地震発生からの避難行動を疑似体験する防災観光アドベンチャーゲームです。大船渡市にある「キャッセン大船渡」エリアに散らばったボックスを探して、そこに付けられた二次元バーコードを読み取ることで現れる体験談「いきる知恵」を集めていきます。究極の選択を迫るクイズ「わかれ道」も解きながら、制限時間内に高台の避難場所を目指します。クイズの回答に正解、不正解はありませんが、回答よっては避難時間に時間が加算されてしまいます。
団体向けのガイダンスや振り返り学習ができる特別プログラムも有料で実施することも可能です。ガイダンスなどがない無料体験もできます。体験料金は、人数によって変わるので、事前申し込みのうえご相談ください。
体験中の様子
防災×観光アドベンチャー「あの日 大船渡からの贈り物」詳細はこちら

地域住民・移住者との対話 ~講話 「市内移住者から聞く陸前高田のいま」~

交流人口増加を通して陸前高田市の継続的な活性化を目指す「マルゴト陸前高田」が主催する講話「市内移住者から聞く陸前高田のいま」では、セッションを通じて移住者の暮らしや移住のきかっけなど、さまざま話を聞くことができます。UターンやIターン、市外から来た移住者だからこそ見える陸前高田のいまを感じてみましょう。

問い合わせ先(一般社団法人マルゴト陸前高田)
Tel:0192-22-7410
Email:info@mrgt.or.jp
※講話会場はプログラムの行程・内容に応じて準備いたします。
セミナー形式の講話
対話形式の講話
【公式】マルゴト陸前高田 詳細はこちら

東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル

本施設は高田松原津波復興祈念公園内にある、東日本大震災津波の事実と教訓を世界中の人々やさらに次世代に継承していくための伝承施設です。「いのちを守り、海と大地と共に生きる」をテーマに、被災車両の実物や津波の歴史、避難行動の記録から、震災津波を自分事として学べる展示があります。
見学は無料で、団体の方向けには事前予約を受け付けています。団体の方は解説員の説明により、展示内容をより深く理解することができるほか、ガイダンスシアター等、映像上映の座席を確保できるメリットがあります。希望に合わせて、解説時間と解説内容を調整することが可能となっているので、公式HPにて詳細をご確認ください。
外観の様子
東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル 詳細はこちら
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※画像はすべてイメージです。
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