梅雨の時期を楽しむ!あじさい寺に行ってみよう【千葉県松戸市 本土寺】

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本土寺景観
 本土寺は、源氏の名門平賀家の屋敷跡であり、建治三(1277)年、日蓮大聖人の篤信者である時の領主曽谷教信公の協力を得て、領内の地蔵堂を当地に移して法華堂としたことに始まり、大聖人よりご直筆の御本尊・ご愛用のお袈裟・お数珠の三箇の霊宝と共に「長谷山本土寺」の寺号を授かった事により開山と致します。また平賀の地は、平賀家の三兄弟、すなわち日蓮大聖人の直弟子で師孝第一の日朗聖人、京都弘通という日蓮大聖人の遺命を全うされた日像聖人、そして池上・比企ヶ谷両山の第三世である日輪聖人の三聖輩出の聖地でもあります。かつては池上の長栄山本門寺、鎌倉比企ヶ谷の長興山妙本寺と並び「朗門の三長三本」と呼ばれ、宗門屈指の大山として末寺百数十を統べ、 山内は四院六坊がとりまく十四間四面の本堂を中心に七堂伽藍がその山容を誇ったものでありました。しかし、不受不施の法難と明治維新の廃仏毀釈運動により、その偉容は衰退してしまいました。
 現在は「あじさい寺」「四季花の寺」として親しまれ、花の時季には多くのご参拝を頂いております。境内には、日像聖人をお祀りする像師堂の側らに「乳出のご霊水 日像菩薩誕生水の井戸」が遺されおり、安産・子育てに霊験があると伝えられています。

本土寺の紫陽花

本土寺の紫陽花
 桜は枝垂れ桜、ソメイヨシノ、八重桜など合わせて百本程あり、三月の下旬から四月の上旬にかけて見ることができ、 六月上旬にはは花菖蒲が五千本、下旬に向けて十種類以上の紫陽花が境内中に咲き渡り、その数は五万本以上に及びます。紅葉は十一月の下旬頃に盛りを迎え、「山もみじ」「大盃」、関東の気候に合うよう品種改良した「秋山紅」と呼ばれる三種類の紅葉、およそ千五百本が本土寺を紅く彩ります。 
また、年に一度は雪が降り積もり、雪化粧をまとった木々やお堂は普段の趣きとは一線を画した景観になります。

本土寺境内案内

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