【青森県五所川原市】金木町の馬肉と鬼コをめぐる旅

  • 青森
  • 食べる
金木町を巡ります

金木町(かなぎまち)といえば…太宰治だけじゃない!実は…

金木町といえば太宰治の生家「斜陽館」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
レンガ造りの瀟洒(しょうしゃ)な建物が、明治時代のモダンな雰囲気そのままに、海外の太宰ファンにも人気のスポットとなっています。

でも実は金木町で有名なのは、太宰治だけではないんです!

金木町と言えば...


地元の人たちにずーっと愛されている馬肉の名産地なんです!!

馬にちなんだお祭りや食文化が今も受け継がれている青森県南部地域とならび、馬肉を食べる文化が根付いているのが、今回ご紹介する青森県五所川原市の金木町です。

令和6年大相撲春場所で新入幕初優勝を果たした尊富士は、この金木町出身です。
幼少期から、おばあちゃんの作る味噌味の馬肉鍋が大好きで、馬肉が尊富士の強靭な体づくりのもとになったと話題になりました。

金木町で馬肉と言えば、まずはココ!【㈲小田桐産業 馬肉屋】

新鮮な馬肉が購入できます
金木町で地元の人たちにずっと愛されている【㈲小田桐産業 馬肉屋】さん。
店内に足を踏み入れると、様々な馬肉の商品が並んでいます。

前述の幼少期の尊富士が、よくおじいちゃんと馬肉を買いに来ていたお店です。
そのころから相撲が強いとこの辺りでは有名な少年で、一度に大量のお肉を買って帰っていたとお店の方の記憶に残っているそうです。

通信販売もしていて、全国から注文が入っているそうです。

店内には、いろいろな馬肉の商品がずらり!

ショーケースの中には、馬刺し用、馬肉鍋用の生のお肉が並んでいます。
馬刺し用のお肉は、注文してからかたまり肉をスライスしてくれるので、とても新鮮な状態でお持ち帰りできます。

当日以降に食べる場合には、小分けして冷凍されたお肉がおススメです。
こちらも、馬刺し用、鍋用と分かれています。
赤身やロース、しもふりと、お好みによってお肉の種類も選ぶことが出来ますよ。

馬肉というと、馬刺しを真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれません。金木町では、ゴボウやネギなどの野菜と共に、高菜を入れて作る味噌味の鍋や炒め物が昔から食べられているそうです。
そのためショーケースの中には、馬肉と並んで高菜の塩漬けを塩抜きにしたものが一緒に販売されているんです。
自家製の馬肉鍋用の味噌ダレも販売されているので、お家で高菜入りのお鍋にトライしてみましょう!

お土産にこちらもおススメ!

冷蔵ケースには燻製や手作り味噌ダレも
冷凍ケースには馬肉の桜ハンバーグ、馬肉のもつ煮など
加工品では、馬肉の燻製も人気だそう。桜の木でスモークしたものや、ベーコンなどいろいろな種類が並んでいます。

スライスして食べてみたところ、癖もなく、かめばかむほど旨味が出てきて箸が止まらなくなるお味です♪
油分も塩気もちょうどよくて、お酒のおつまみだけでなく、おやつとしてもおすすめです。

珍しいものでは写真にもあるように、馬肉のもつ煮、馬肉のハンバーグなどもありました!
気になる商品がたくさんあります。ぜひお土産として、いかがでしょうか?

商品は全国に発送もしています。
すぐに持ち帰りができない場合や、どの商品にしようか迷ったら、お店の方に相談してみてくださいね。

馬肉だけでこんなに色々な商品があるとは思いませんでした。
そろそろ馬肉料理に興味が出てきたのではないですか?

馬肉料理を食べてみたい方は、こちらの直営店のレストランがおすすめ

まずは馬肉料理を食べてみたいという人には、青森市と十和田市にある直営店のレストランがおすすめです。

「馬肉料理 吉兆 青森店」は夜の営業のみ。
「馬肉料理 吉兆 十和田店」はランチ営業と夜の営業となっています。

店舗情報や通信販売についてなど、詳しくはこちらの公式HPを確認してください。
【㈲小田桐産業 馬肉屋】の公式HPはこちら

旧駅舎の面影残る喫茶店で馬肉ランチを♪ 【赤い屋根の喫茶店「駅舎」】

旧駅舎を利用した赤い屋根の喫茶店
レトロな雰囲気の落ち着いた店内
赤い屋根の喫茶店「駅舎」は津軽鉄道・芦野公園旧駅舎を活用したレトロな雰囲気の喫茶店です。
芦野公園内にある津軽鉄道の芦野公園駅のホームに降り立つと、すぐそこに「駅舎」はあります。
公園の美しい景色のとローカル電車が楽しめる素敵なスポットです。
のんびり公園内をお散歩したら、この赤い屋根の「駅舎」で、金木町の馬肉ランチを楽しむのはいかがでしょうか♪

人気の馬肉ランチメニューはこちら

激馬(げきうま)かなぎカレー
馬肉味噌丼
ひとつは、馬肉をコトコトと時間をかけて煮込んだ馬肉のカレー。
具材が溶け込んだ、まろやかで辛すぎないルーが食べやすいお味です。
やわらかい馬肉とカレーの組み合わせはゴールデンコンビです。

もうひとつは、馬肉を柔らかく味噌で煮込んだ馬肉丼。
地元で愛される馬肉鍋をランチで味わえるようにどんぶりに仕立てたメニューで、馬肉はクセがなく、味噌味が食欲をそそります。

芦野公園のお散歩のおやつにこちらもおすすめ!

「馬(ば)まん」はみそ味・しょうゆ味の2種類

みそ味としょうゆ味に味付けした馬肉のあんをつつんだ、「馬(ば)まん」もおすすめです。


みそ味は、馬肉鍋の味付けのあん、醤油味は、馬肉の粗切り肉に山菜の根曲がり筍を入れたあんをふっくらあつあつの中華まんの生地で包んでいます。


テイクアウトもできるので、芦野公園内をお散歩しながら、おやつにいかがですか?

メニューなどの詳細はぜひ公式HPでご確認ください♪
【赤い屋根の「駅舎」】公式HPはこちら

ご存じですか?鳥居に鎮座するかわいい鬼コ【金木町編】

全国にユニークな神社はたくさんありますが、青森県にはなんと、鬼がいる神社があるんです!
鬼は鳥居にいることが多く、なかなかのインパクト。鬼=悪者のイメージがありますが、この「鬼コ」たちは天災や疫病から地域を守っていると言われています。

金木町を含む津軽エリアには約40体もの鬼コがおり、それぞれとっても個性的!ちょっと怖い見た目の鬼コから可愛らしい見た目のもの、鬼なの?というような鬼コまで。

今回は金木町にいる鬼コの内、4体をご紹介します。

三柱(みはしら)神社

赤い屋根の喫茶店「駅舎」の隣接駅、「芦野公園駅」の1駅先にある「川倉駅」から歩いて8分ほどのところにあるのが「三柱神社」。こちらの神社ではなんと2体の鬼コに出会うことができます!
三柱神社の鬼コ その1
三柱神社の鬼コ その2
1体は立派な角をもった赤鬼で棍棒を抱えており、とっても鬼らしい風貌。
でもよくよく見るとニッコリ笑顔を浮かべているようにも♪腕輪や足輪をしており、なかなかのお洒落さん。
木彫りで表現された衣服のひだも繊細です。

もう1体の鬼コは対照的にキリっとしたお顔立ち。睨みを利かせていて、悪いものは通さない!という力強さを感じさせます。
石造りですがこちらも丁寧に作られていることがわかります。
髪だけ黒く塗られているのがユニーク。片膝立ちで鳥居を支えているポーズがかっこいいです!

熊野宮(くまのぐう)

熊野宮の全体
次にご紹介するのは熊野宮の鬼コ。

鳥居に乗っているのがわかりますか?
こちらの鬼コは珍しい白色をしています。
熊野宮の鬼コアップ
もう少し近づいてみるとよくわかりますが、こちらは鬼らしくないタイプ。髷(まげ)を結い、まわしをつけているお相撲さんタイプの鬼コです。

眉が太く目がクリクリのイケメン系。脚はすらっとしていますが、腕の筋肉はかなりムキムキで逞しいです。少し前傾姿勢なのは四股を踏んでいるのだそう。後ろにまわるとキュートなお尻をみることもできますよ♪

立野(たつの)神社

立野神社を鳥居の外から
最後にご紹介するのは立野神社の鬼コです。こちらは熊野宮から徒歩約14分ほどのところにあるので、一緒に訪問するのがおススメ。

立野神社に来てまず驚くのが鬼コの大きさ。ほかの鬼コよりもかなり大きくインパクト大です!
立野神社の鬼コのアップ
近くで見ると精巧なフィギュアのよう。細かい部分までとても丁寧に色が塗られています。着物の模様まで描かれているのはレア!地元の方たちに大切にされていることがうかがえます。

鬼コの背中にはかっこいい龍神が描かれているので、訪問された際は後ろを見るのもお忘れなく。

鬼コカードを集めよう!

鬼コカード

鬼コがいる神社を訪問されたらぜひ集めてほしいのが「鬼コカード」!青森県で作成しており、各神社近くのお店などで配布しています。しっかりとしたカードでたくさん集めたくなってしまいますよ♪


お店によって配布しているカードが異なるため、事前に確認の上、忘れずにゲットしてくださいね。


それぞれのカードの配布先は下記の青森県庁HPよりご覧ください。


※鬼コカードは数量限定のため、すでに配布を終了しているカードもあります

鬼コカードについて詳しくはこちらから

まとめ

馬と鬼コを巡るたび、いかがだったでしょうか?
五所川原市や金木エリアを訪問する際は、こちらで紹介された場所もぜひ訪れてみてくださいね♪

好きな列車と宿を組み合わせておトクに旅行しよう!

自分だけのオリジナル旅行が作れる

「JR 東日本びゅうダイナミックレールパック」は、列車と宿を自由に選べてまとめて一度に予約ができる、Web 販売限定の価格変動型個人旅行商品です。予約のタイミングや条件によってはおトクになることも♪予約は、最短で出発当日でも OK!旅行だけでなく、出張やワーケーションにもおすすめです。さらに日帰りプランもご用意!予定や目的に合わせて、あなただけの旅をお楽しみください。

▼詳細はこちら

列車+宿泊「青森エリア」のご予約は【JR東日本びゅうダイナミックレールパック】で
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事