仙台で縁結び・子宝・安産祈願と言えば定義さん【定義如来西方寺】

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写真提供:一般社団法人東北観光推進機構
仙台市青葉区にある、定義如来西方寺は縁結び・子宝・安産祈願で有名な隠れた観光スポットです。仙台駅からバスで80分ほどの場所にあり、昔から一生に一度だけの大願を叶えてくれる阿弥陀如来様として多くの参拝者が訪れ、地元の人々からは「定義(じょうぎ)さん」として親しまれています。

また平家の重臣・平貞能(たいらのさだよし)公が大切に守り抜いた阿弥陀如来様であるため、平家ゆかりのお寺として知られています。

「定義如来西方寺」の歴史

今から約800年前、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の一族である平貞能公は源氏の追討を逃れるべく阿弥陀如来の御霊像を守りながら各地を転々とし、最後にこの地に隠れました。その際に名を「定義(さだよし)」と改めたことが、この地を「定義」、如来様を「定義如来」と呼ぶ由縁と言われているそうです。

貞能公が亡くなったあと、遺言通りにお墓の上に小さなお堂を建て如来様の掛け軸を安置したことがお寺の起源とされています。
秋の西方寺(写真提供:宮城県観光プロモーション推進室)

写経体験ができる「御廟貞能堂」

山門をくぐると、御廟貞能堂(ごびょうさだよしどう)という旧本堂があります。気仙大工の手による建築で、緻密な彫刻が飾られています。

1999年に現本堂が建設されるまで、本堂として使用されていましたが、現在は写経堂として自由に写経体験ができます。写経のお手本は、お念仏、舎利礼文、四弘誓願、ひらがなのお念仏、般若心経、じぞうもじの6種類があるのでご自身のレベル、所要時間に併せて体験できます。

「写経体験」詳細

写経体験料:500 円(税込)
所要時間:約15~60分ほど
実施時間:9:00~16:00
※12歳未満の方は保護者同伴が必要です。
※予約は不要です。
御廟貞能堂(写真提供:一般社団法人東北観光推進機構)
左手前には、御札や各種お守り、御朱印を受けることができる御守り授け所があります。ここには、縁結びの絵馬とお守りがセットになって販売しています。三日月型の絵馬はとても可愛らしく、なんだかご利益がありそう…!

ご本尊が祀られる「大本堂」

さらに左手奥へ進むと大本堂がありこちらでご祈祷を受けることができます!ご本尊が祀られている大本堂は外観も立派ですが、本堂内のステンドガラスで出来た八角形の大天蓋は圧巻です。参拝後には、五重塔庭園内にある抹茶処で本格抹茶を堪能するのがおすすめです。
大本堂(写真提供:一般社団法人東北観光推進機構)

縁結び・子宝・安産祈願にご利益あり「天皇塚」

西方寺には、安徳天皇の遺品を埋め冥福を祈ったといわれる「天皇塚」があります。 塚の上に植えられた2本のけやきは成長するにつれて、1本の木のように結ばれたことから「縁結び」のご神木として拝まれるようになりました。 今では根だけとなりましたが、そのとなりには「子供の木」「孫の木」も伸び、「子授け」を願う人々の信仰も集める場所となりました。

縁結び・子宝・安産祈願にご利益があるパワースポットと呼ばれるようになったのはここが由縁なんですね。

仙台の奥座敷にある「定義如来西方寺」

縁結び・子宝・安産祈願にご利益があると言われている「定義如来西方寺」をご紹介しました。一生に一度の大願を胸にお参りしてみてはいかがでしょうか?
冬の定義如来西方寺(写真提供:宮城県観光プロモーション推進室)
※当ページで使用する写真は、一般社団法人東北観光推進機構より引用しました。
【公式】定義如来西方寺
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