秋田・絶景の象潟【九十九島】松尾芭蕉の「おくのほそ道」にも登場

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九十九島
秋田県にかほ市象潟町(きさかたまち)には、100以上の島々が田園地帯に浮かんでいるように見える絶景・九十九島(くじゅうくしま)があります。この九十九島は江戸時代の俳人・松尾芭蕉が1689(元禄2)年の「おくのほそ道」の旅で目指した最北の地として広く知られています。今回は九十九島の魅力をご紹介します。

「東の松島、西の象潟」と称される九十九島とは

九十九島は日本海に面し、山形県と秋田県にまたがる鳥海山の麓にあります。九十九島は鳥海山が紀元前466年に巨大な山体崩壊を起こしたことからできました。この山体崩壊は「象潟岩屑(がんせつ)なだれ」と呼ばれています。紀元前にまだ海だったこの地域に、山体崩壊により山頂から滑り落ちてきた巨大岩塊が集まって小山となり、潟湖(せきこ:海の中に浮かぶ入り江)ができました。その風景は日本三景の松島に並び「東の松島、西の象潟」と称されるほどでした。

その後、1804年(文化元年)に起きた象潟大地震の地盤隆起により、干潟となり現在の姿になりました。この田園風景の中に約100余りの小山が点在する景観は「鳥海山・飛島ジオパーク」に登録されています。
100以上の島々が浮かぶように見える九十九島

松尾芭蕉の「おくのほそ道」にも登場する九十九島

九十九島は平安時代から和歌に詠まれてきた景勝地です。三大歌集の一つである「新古今和歌集」にも象潟を詠んだ和歌が登場します。

江戸時代の有名な俳諧師である松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅のなかで、目的地の一つとして1689年に象潟を訪れ、その時代はまだ潟湖だった象潟を舟で巡っています。松尾芭蕉は松島湾に広がる松島と、鳥海山を背にした入り江の象潟に対照的な美しさを感じ、「松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし」と表現しました。明るく晴れ渡った空の下、島々が浮かぶ景色の松島と、雨の中、鳥海山を背にした入り江で哀愁を感じる象潟を対比させています。また雨に濡れたねむの花(にかほ市に多く生息する花)を中国の悲劇の美女・西施(せいし)に見立て「象潟や雨に西施がねぶの花」とも詠んでいます。
ねむの花

九十九島周辺のおすすめスポットをご紹介

東北最大級「道の駅 象潟ねむの丘」

最初にご紹介する「道の駅 象潟ねむの丘」はなんと6階建て!東北最大級の道の駅です。おすすめは360度の大パノラマを楽しめる6F展望室。ここからは九十九島が一望できます。

ほかにも日本海を眺めながら温泉に浸かることができる展望温泉「眺海の湯」や、夏は天然岩ガキがメニューに並び、地場産の食事を楽しむことができる「レストラン眺海」、秋田県産・地場産の品揃えが豊富な物産館も入っています。九十九島をさらに楽しむために立ち寄っていただきたいスポットです。
道の駅 象潟ねむの丘

歴史・文化を学ぶなら「象潟郷土資料館」

九十九島の歴史と文化をわかりやすく学ぶことができる施設です。潟湖時代の象潟を精密に再現した縮尺825分の1の模型や、鳥海山の山体崩壊によって地中に埋もれた杉の木や、1994年に発見された江戸時代の楔(くさび)が入った状態の木も公開されています。
象潟郷土資料館

象潟郷土資料館の紹介記事はこちら

おすすめスイーツ店「パティスリー白川」

鳥海山をモチーフにした直径10cmの特大シュークリーム「山シュー」が看板商品のパティスリー白川です。にかほ市の魚・鱈を使った「たらどら」や、にかほ市の隠れた名産品・朝摘みいちじくを使ったパイなど、鳥海山の恵みと地元素材を生かしたスイーツが数多く並びます。
パティスリー白川

パティスリー白川の紹介記事はこちら

秋田の絶景を見に象潟へ

松尾芭蕉も訪れた景勝地・象潟の九十九島をご紹介しました。なかなか見ることができない自然が作り上げた絶景でしたね。松島を訪れたことがある方は多いと思いますが象潟はいかがでしょうか?象潟も訪れて松尾芭蕉の「松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし」という名文のように2つの景色の違いを楽しんでみてくださいね。
夕焼けの九十九島
「九十九島」詳細情報

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