飼い主を10年間待ち続けた秋田犬【JR大館駅前・忠犬ハチ公像】

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写真提供:一般社団法人秋田県観光連盟

生まれ故郷・大館市 忠犬ハチ公物語

渋谷駅の待ち合わせ場所で有名な「忠犬ハチ公」。飼い主亡き後もずっと渋谷駅で待ち続けたと言われ、映画や本にもなった忠犬ハチ公は秋田県大館市で生まれた牡の秋田犬です。

縁あり生後50日で東京へ

飼い主である東大農学部の教授・上野英三郎博士のもとに生後50日でやってきたハチ公は、食事もお風呂も眠るのもいつも一緒でとても可愛がられていました。

いつも飼い主の上野博士を送り迎えしていたハチ公

ハチ公は上野博士が大学に行くときには大学まで、出張に行くときは渋谷駅まで送り迎えをしていたと言われています。長期出張などの際、上野博士は帰りはいつも渋谷駅を利用するので、数日姿が見えなくても、渋谷駅に行けば会えることをわかっていたそうです。

上野博士を探し、帰りを待つハチ公

しかし、上野博士が大学で急死してしまい、そのことを理解できないハチ公は他の飼い主に引き取られたあと、暑い日も寒い日も雨が降っていても必ず渋谷駅に向かい、博士の姿を探していました。その期間は約10年と言われています。このハチ公の行動を秋田犬の保存運動をしていた斎藤弘吉氏が朝日新聞に投稿したことから、全国に知れ渡ることになりました。

銅像になった忠犬ハチ公

大館駅前にあるハチ公像
渋谷駅だけではなく、大館駅前や秋田犬会館にも建てられているハチ公像。たくさんの人々から愛されていた忠犬ハチ公の生涯を知り銅像をみると、また違った感情が生まれるかも知れませんね!

忠犬ハチ公像すぐそばの秋田犬紹介施設「秋田犬の里」の記事はこちら

忠犬ハチ公をモチーフにしたお菓子の紹介記事はこちら

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