信州・上田の歴史を紡ぐ城下町【北国街道柳町】

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歴史情緒溢れる北国街道柳町

古き街並みが残る北国街道柳町

長野県上田市、上田駅からまっすぐに伸びる中央通りを歩き、一本路地を入ったところにあるのが「旧北国街道柳町」(きゅうほっこくかいどうやなぎまち)です。柳町の歴史は古く、もとは戦国時代の上田城の城下町として誕生しました。その後北国街道は、佐渡金山から江戸まで金を運ぶ街道として、五街道に次ぎ重要な役割を担い、江戸中期には全国から善光寺詣や、戸隠詣などで北国街道を利用する人が増加し、参勤交代や佐渡金山への道として、北国街道上田宿として栄えました。旧北国街道の長い伝統が続く通りには、築100年を超える風情のある長屋が軒を連ね、古き街並みを今でも見られる貴重な観光地となっています。
白壁と「うだつ」が美しい街並み

うだつが上がらない?

柳町の特徴はなんといってもその風情のある街並みです。きれいな白壁で統一されており、また長屋にはよく見ると、「うだつ」という火事を防止する壁が施されています。「うだつが上がらない」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。火事の際、隣の家に火が広がらないための防火壁の役割で、屋根よりも高い位置に作る「うだつ」は費用が掛かったので、裕福な家の特徴でした。そこから「うだつが上がらない」ことは、出世がうまくいかない、金銭的にうまくいかないという意味になったといわれています。古き街並みだからこそ、先人たちの知恵に触れることができます。

柳町の歴史を今に伝えるこだわりの名店たち

1665年創業で柳町の代表格ともいえるお店が「岡崎酒造」(おかざきしゅぞう)です。夫婦二人三脚で手造りする銘酒「信州亀齢」(しんしゅうきれい)は、2015年関東信越国税局酒類鑑評会において最優秀賞を受賞しており、柳町を代表する商品となっています。現在、人気高騰のため、お一人様1本制限での販売となっていますので、購入希望の方はお早めに!
老舗の岡崎酒造の店内

大人気のパン屋「ルヴァン」

岡崎酒造の隣に店を構えるのが、パン屋「ルヴァン」です。古民家を改装して造られた店内には、おしゃれなインテリアと一緒に、きれいな焼き色のついたおいしそうなパンが並んでいます。普通のイーストで作るパンと違い、ルヴァンのパンは天然酵母パンで、天然酵母ならではのやさしい香りや、食感を楽しむことができます。地元の人はもちろんのこと、ルヴァンのパンを求めて遠方からもお客さまが来るほどで、老若男女に愛されているパン屋さんです。
民家を改装して造られてたパン屋「ルヴァン」

柳町ならではのご当地グルメ

通りの中心には、上田城主真田家の家紋、六文銭ののれんが特徴のカフェ「柳町屋」があります。地元上田発祥の、上田ブランド研究所が携わり、地元の特産品をふんだんに使った、りんごのどらやきや100%のりんごジュースなど、上田のおいしさが詰まったスイーツを数多く取り揃えています。店内には机とイスもあり、お休みどころとしても解放されていますので、休憩にもピッタリのカフェとなっています。
柳町屋で味わえるご当地スイーツ
他にも、柳町のシンボル的な存在である保命水のそばにあり、蔵を活かして営むそば屋の「手打百藝 おお西」や、明治期に建てられた呉服屋の「森田屋」を改修して営む喫茶店の「森文」など、昔ながらの店内空間を活かしながら、店主、オーナーのこだわりのメニューをお客さまに提供をしています。

かつての城下町の雰囲気を今に伝えながら、信州上田の魅力的なグルメが並ぶ柳町を散策してみてはいかがでしょうか?
北国街道柳町公式HPはこちら

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