プランクトンや小魚が豊富な大洗町の沖合。それらを食べて育ったあんこうは特においしいとされ、「西のふぐ、東のあんこう」と呼ばれるほど。江戸時代は高級食材だったため、将軍家へ献上されていたそうです。今回は茨城県の冬の名物「あんこう」についてご紹介します!
大きな頭と平たい体、口の中には鋭い歯が生えているあんこうは見た目こそグロテスクですが、コラーゲンもたっぷりで女性にうれしいお魚です。あんこうは骨と眼球以外食べることができるのをご存知ですか?身、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、えら、トモ(ヒレ)が食用部位となっており、あんこうの七つ道具と呼ばれています。
寒い冬に食べたくなるお鍋。茨城を訪れた際は、ぜひあんこう鍋をご賞味ください!あんこうの七つ道具にたっぷりの野菜、スープは味噌ベースや醤油ベースなどお店によって様々。淡白な身にスープが染み込み、濃厚な味わいのあん肝が良いアクセントとなっています。熱々のあんこう鍋で体が温まります。
あんこう鍋の他にも、地元の人たちに親しまれている「供酢」やから揚げも絶品です。「供酢」とは、肝と酢味噌で作ったたれに七つ道具をつけて食べる名物となっています。あんこうは11月~3月が美味しい時期なのでぜひご賞味ください!※本記事の内容・サービス等は、変更している場合があります。