石川県に日本最古の木造灯台があると知って、見に行きました。自宅近くの「のと里山海道」千里浜ICを北上し、西山ICを降りてから車で約20分。海に向かっているはずが、急な坂道を登っていくと民家が現れ、開けた場所に駐車場が!山に登る勢いで坂道を登ったので、本当にこの道でいいのかと心配になるほどでしたが、「旧福浦灯台観光駐車場」の看板が見えたときはホッとしました。駐車場には、私の他に車が1台。先客がいるようです。
地図と案内板を見ながら歩み続けると、眼下に海が見えてきました!!どうやら灯台は、山の断崖絶壁にあるようです。草藪の中の(整備された)細い1本道を下っていくと、灯台が姿を現しました!ここで2人とすれ違いましたが、多分、駐車場に止まっていた車の方かと思われます。
江戸時代の1608年に日野資信(ひのすけのぶ)さんという方がこの地で篝火をたき、夜の暗い海を航行する舟を導いたことが「灯台」の始まりだそうです。この灯台は、1876年(明治9年)にかつての形状を残したまま建造され、新灯台が設置されるまでの76年にわたり、沖を行く舟にその位置を知らせてきました。現在は、日本に現存する最古の木造洋風灯台として石川県指定史跡に指定されています。灯台のレトロな造りと海のコントラストは美しく、一見の価値ありです。爽やかな風も感じることができるのでドライブには持って来いのスポットです。