あなたはどっち派?【山形:芋煮食べ比べ!】

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芋煮を食べ比べてみよう!

山形県のソウルフード「芋煮」。里芋や牛肉を醤油で味付けしたものが基本ではありますが、実は山形県内でもエリア(地域)によって味付けが違うことご存じですか?それでは早速、内陸風と庄内風の芋煮を食べ比べてみましょう!

【内陸風芋煮】牛肉+里芋+醤油

シンプルすっきりな味わいの内陸風芋煮

山形市や上山市などの内陸地域では、牛肉と里芋を使い、醤油と砂糖で味付けした芋煮が食べられています。具材はその他、ねぎやごぼう・こんにゃく・お好みのきのこを入れます。ごぼうを入れると味に深みが出ます。芋煮の締めには、カレー粉やカレールーを足してうどんを投入!カレーうどんにして食べると最高です♪

【庄内風芋煮】豚肉+里芋+味噌

具沢山でこっくり味噌味の庄内風芋煮

日本海側に位置する庄内地域では豚肉と、里芋を使います。味付けには味噌と、煮干しでとっただし汁・酒粕が使われ内陸風芋煮とは全くちがった味わいを楽しめます。具材の特徴は厚揚げが入ること!その他にんじん・ねぎ・きのこも入り具沢山な印象です。酒粕がコクを出し、体が温まる一杯です♪

同じ県内、同じ料理。。なぜこうも違う?

内陸地域での牛肉を食肉とする文化は明治時代より築かれました。明治時代の初め、上杉鷹山公が開校した興譲館(現県立米沢興譲館高等学校)で教鞭を執った英国人のチャールズ・ヘンリー・ダグラス氏が、米沢の牛肉を横浜の居留地で仲間たちに振舞ったところ大変好評だったそうで、それが米沢牛ブランドのはじまりといわれています。その頃より、山形県の内陸地域(村山、置賜)では牛肉を食べる文化が根付き、芋煮にも牛肉を使うようになりました。
一方、庄内地域では同じく明治時代に養豚技術が導入されました。昭和時代には減反政策のため、養豚に力を入れるようになりました。庄内の豚の生産が伸びたことで、食肉加工業も盛んになり豚肉を食肉とする文化が出来上がりました。今では味と品質で高評価を得る「庄内豚」として知られていますね。

このように同じ県内、同じ料理で違いが出るのは、それぞれの風土や歴史的背景により食文化が形成されたことによります。今回食べ比べた内陸風と庄内風の他にも、米沢地域(醤油味・豆腐入り)、新庄地域(内陸風・庄内風ミックス)でも独特の芋煮文化が形成されています。各地域へ訪れた際には、その土地の芋煮を食べてみるのも面白いですね。

山形の芋煮をご家庭でもどうぞ♪

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山形駅近くで芋煮を食べられるお店!山形長屋酒場
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