【後編】まさか、あのホタテの原産地が北海道小樽だったなんて。その名も「おタテ」。【北海道・小樽市】

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船から水揚げされた「丸かご」から、手分けしてホタテを出し、作業台で洗浄されます。力仕事も多く、海の男の仕事と思われがちですが、女性も大活躍しています。

海から水揚げし、約1時間後にはトラックに積み込まれ、その日のうちに目的地へ。鮮度最優先のスピード感、職人技が光る連帯感。

鮮度を保ちながらの素早い作業、寒い時期の作業は本当に大変です。
稚貝の状態を確認しています。
レールで運ばれた稚貝がコンテナに入れられます。

「原産地小樽」とはあまり知られていないかもしれませんが、海を越えて小樽のホタテは、東北の海へも。

稚貝は乾燥に弱いため、水をかけながら25㎏ごとにコンテナに入れられます。さらに水をしっかりとしみこませたスポンジを蓋にして出荷されるそうです。このような、きめ細やかな対応が、買い手の心をしっかりと掴むのですね。

今から11年前の、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、東北の三陸海岸は甚大な被害を受けました。震災後、小樽市漁協ホタテ部会の皆さんは、お世話になっていた三陸の浜を訪ねました。その被害状況を見た、小樽市漁協ホタテ部会の皆さんは、あまりの被害に言葉も出なかったそうです。それから、1年後、三陸の浜に、小樽祝津から「三陸がんばれ!」と願いが込められた自慢のホタテが出荷されました。小樽祝津産のホタテは、出荷された翌日には、三陸海岸に到着し、養殖方法の一つである「耳つり方式」により三陸の養殖場へ入れられました。小樽祝津のホタテ漁師さんたちの熱い思いが、三陸海岸の復興の一助となったのですね。

小樽祝津産のホタテ、「おタテ」は新鮮なので食べ方だっていろいろあります。

お醤油を垂らして炉端焼きもいいですね。香ばしい香りがこちらまで伝わります。
貝柱が立っているのがわかります。それだけ新鮮なのがわかりますね。
小樽祝津産のホタテ「おタテ」は、焼きホタテ、お刺身、お寿司にしても絶品です。小ぶりですが、非常に旨味が強く、貝柱の弾力が強いのが特徴です。4月から11月頃まで約8か月以上、新鮮な旬の味をお楽しみいただくことができます。皆さんはどんな料理でホタテを食べてみたいでしょうか?ぜひ小樽にお越しいただき、小樽のホタテ「おタテ」を食べてみてはいかがでしょうか。新鮮な小樽のホタテ「おタテ」、小樽祝津のホタテ漁師さんたちの、ホタテに向き合う思いが、更に美味しくしているのかもしれませんね。
写真提供:小樽ホタテブランド化推進プロジェクト実行委員会
【公式】「おタテ」ブランド化推進プロジェクトホームページ
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